裏切りのマッチポンプ:SNSプロモーションのトラブル

けいたとまさ喫茶店にて、


「最近の商界は面白いな。新しいビジネスアイデアが次から次に生まれている。」


「そうですね!僕はあなたのような天才起業家になりたいと思っています。」


「本当か?それは素晴らしいことだ。でも、一つ言わせてもらうね。成功するためには、勇気と知識が必要だ。」


「もちろん理解しています。でも、けいたさんがいつも私たちを勇気づけてくれて、最高の状況で私たちを見つめてくれるからこそ、起業家に憧れています!」


「それは嬉しい言葉だ。でも、私たちは今日の課題に集中しようね。」


「はい、今日の課題をこなしましょう!」


二人はこの後控えている商談の準備を始めた。



数分後、まさがけいたにメッセージを送る。


「何か大事な話がテーブルを挟んだ席から聞こえませんか?」


....


「他社の衛生対策と御社の衛生対策が違うと聞いて驚きました。これをうまく使えばブランドイメージにいい影響を与える可能性があります。」


「どういうことでしょう。実は広報部長になったもののうまく結果が出せていなくて困っていて、、何か方法があるなら教えて欲しいです。」


「他社で衛生対策の基準が高くなる事件が起きることを望むだけです。」


「そんな冗談はやめてください。他社を傷つけるようなことは言わないでください。私たちはプロフェッショナルな企業であり、他社との競争はフェアなものにしてください。」


「ごめんなさい、それは言い過ぎでした。私たちはフェアな競争を心がけます。」


....


けいたが小声で話す。


「ライバル企業の悪質な印象操作をすると言うことか。」


「本当ですか?他社で衛生対策が高くなる事件が起きることを望んでいるということですか。」


「でも、冗談まじりだったな。準備に戻ろう。」


....


その数日後、


「おい、マサ、今SNSプロモーションの社長と飲んでるんだ。」


「そうなんですか?どんな話をしてるんですか?」


「自分たちのやり方を自慢していたよ。どうやら、この業界では一番らしい。ちょっと倫理的にどうかと思うようなことも言ってるんだ。」


「そういえば、SNSを使った悪いプロモーションの噂も聞いたこともあります。」


「それもゲームの一部だと言ってるよ。」


「でも、人の意見を操作するのはよくないと思います。」


「そうだね。でも、この熾烈な業界では、結果は手段を正当化するものなんだ。」


「そうなんですね。。」


「その社長が気分よくて、この後キャバクラに行くらしい。かなり綺麗な女の子がいるそうだから。一人呼んでもいいと言われているんだ。くるか?」


「行きます!」


....


その数日後、


「なあ、マサ、喫茶店で聞いたあの人、誰だかわかったんだ。」


「僕もわかったかもしれません。」


「ああ、SNSプロモーションの社長だよ。この前飲んだ時はうす暗くてすぐにはピンと来なかったけどな」


「ですよね。。あの時もずっとやばい話をしていました。本当にやってるんですかね?」


「自分たちのやり方を自慢してたな。」


「あまり関わりたくない会社ですね。それより今度キャバクラ行くのはいつですか?!」


「まさは今日の仕事に集中しようね。」


....


その数日後、


「SNSで他の人の料理を触ったり、舐めたりする写真を撮ってネットにアップするのが話題になっているの知ってる?」


「知ってますよ。それがどうしたんですか?」


「それをSNSで「非倫理的だ」「不衛生だ」と訴える人たちがいるんだ。」


「そうですね。確かにね。他人の食べ物を勝手に撮影したり、ましてや触ったりするのは不適切だと思うんです。」


「ああ、それに、他人や店舗の商品を尊重するだけでなく、一般的な良識やマナーも大切だよ。」


「基本的なマナーですよね。食べ物の写真を撮りたいなら、自分で注文したものにして欲しいですよ。」




「そういえば、あのSNSプロモーションの社長、近々SNSが衛生をテーマに盛り上がる、その成功報酬は1000万は固いって言ってなかったか。」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ᛒᛁᚳᛂᚾᛞᛂᛚᚨᚷᚢᚨᚱᛘᚠᛟ @mint22

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ