花が語る、二人の運命

 とある花が咲いた経緯を使って、主人公と恋人の実らない恋の果てを表しているのが、悲しくもあって、面白い作品でした。
 心中ではなく、女性の結婚相手がどう思っているのかを聞く、それかどこか遠くへ逃げていくなど、違うことを考えていたら未来は変わり、花は咲かなかったかもしれない。この作品の主人公と同じ立場に立った時、自分だったらどうしてるかと、色々考えさせられる作品でもありました。