話の内容以前に、非常に綺麗な描写をするなという印象を受けました。一目ではよく分からない不思議な世界観との相性も良く、というか綺麗な描写でないと恐らく成立しないでしょう。自分も謎の白い空間に閉じ込められたように引き込まれます。生き方を教えられない教師というのが、個人的に最も風刺を感じました。
自分の死と向き合うことになった少女のお話です。読んでいると、死や生というものについて色々と考えさせられます。
強烈な『死』への疑似体験です。でも、それはすごく……生きることは囚われることかもしれませんね。