第5話仕事はサボるためにある。
紗倉との新婚生活は、波乱万丈だった。
それは、2人っきりの時だと魔法を使うのだから。
紗倉『ダーリン♪次は何を出してもらいたい??』
山村拓也『え~っとね…
あ〜、仕事行かなきゃだ。
魔法は使わないよ!!』
紗倉『じゃあ、ネクタイだけ魔法を使って』
山村拓也『それも大丈夫。じゃあ、行ってくる。』
そう言いながら、紗倉とハグをして仕事へ向かったのであった。
因みに言い忘れていた。
今日は、彼の引っ越しの荷物が届くのである。
既に、先月に引っ越しの準備をしたりしていたのでいわゆるバタバタ気味だった。
結婚指輪を左手にして自分自身の車へと乗り込んだ。
-ブーンッ-
-キキーン-
【今日は、目覚し時計と携帯のアラームかけておいてよかった。】って、心の中で呟いた。
山村拓也『おはよう。』
楠木吏『山村先輩、おはようございます。
って、先輩、いつの間に結婚したんですか?』
山村拓也『…この間かなぁ♪』
神山公也『いつの間に??って、楠木には報告しなかったのかよ!?』
山村拓也『バタバタ気味でごめん。』
楠木吏『僕は大丈夫です。仕事に支障がなければ、何の問題もありませんから。
それで、話を聞きたいです。』
山村拓也『意気投合して結婚した感じよ~。』
楠木吏『バタバタ気味って、引っ越しですか?』
山村拓也『そうなのよ。引っ越し。』
それぞれのディスクに座り、仕事へと取り組んだ。
山村は、自分の鞄からノートパソコンを取り出して大量の資料へと目を向ける。
山村拓也『神山先輩♪終わりました〜。』
神山公也『一段と早くなったね♪
じゃあ、これも頼む。』
山村拓也『分かりました。』
彼の場合、遅刻はすることはあるけれども仕事を捗るのが一番上手いともいう。
なので、いつも午前中には仕事が終わるのだった。
だが、こうも言える。
サボり癖が出てしまっているということも。
◐◑△▲◐◇◆☆喫煙所にて✡✣✢✚✚❖✙✙❖
神山公也『お疲れ〜。』
山村拓也『お疲れ様です。
楠木、休憩時間までまだ仕事やってますね。』
神山公也『そうだな~。真面目くんなんだよな。』
山村拓也『今日も終わりそうにないんで、俺が資料持ち帰ってやりますよ。
午後は、神山先輩のと俺のをやって飲み会ですかね〜。』
神山公也『サボり癖が出て来てるな!?』
山村拓也『ち、違いますよ。
至って違いますよ!!!!!』
そう言いながら、喫煙所を出た。
-ガチャッ-
静かにドアを閉める。
山村拓也『楠木、今日は飲み会だぞ!!!』
後輩の楠木吏の肩をポンポンと叩いた。
【また、仕事をサボる癖が出て来てるんじゃ?】って心の中で呟いた。
楠木吏『山村先輩、今日は残業しないと終わらないです。』
山村拓也『残業!!?大丈夫だって。』
楠木吏『何で、そんなことが言えるんですか??』
山村拓也『だ〜って、もうすぐで終わるし。』
山村自身は、自分自身のを全て終わらせて、残っている資料を自分自身の鞄にいれた。
そして、資料に付箋を貼って楠木吏に渡した。
〘ここまでやっておいたから。定時で帰っていいよ。〙と書いてあった。
奥様は魔女 @eri10310923
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。奥様は魔女の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます