第4話魔女の秘密

山村拓也『…ちょっと…』


紗倉『じゃじゃーん♪』


山村拓也『…広いね〜(笑)』


そうです。そうなんです。

ダーリンこと山村拓也が紗倉の家に遊びに来たのだった。

-ガチャッ-

ドアが開いた。

静かにドアを閉める。


山村拓也『でも、俺達知り合って間もなくなのに付き合っていいの〜?

俺は、別に構わないけど♪』


紗倉『大丈夫!!私が好きなんだから。』


山村拓也『紗倉…ね〜。

トイレ借りていい!??

あっ、黒猫じゃん。可愛いね〜』


その瞬間、黒猫ジョーイが彼のところによってきては、一瞬後ろを下がって逃げて行った。

【俺、猫には嫌われてるのか(笑)】って呟きながら、上着を脱いだ。


山村拓也『ありがとう♫』


紗倉『上着とか掛けとくね。

お手洗いはこっちよ。』


案内されて部屋中もウロウロしそうだが、我に返って止めた。

【すっごい広い部屋だな~(笑)】って呟き始めたのであった。

そんな頃…


紗倉『また魔法使わなきゃだわ。』


黒猫ジョーイ『また??

ダーリンに魔女だってこと知られちゃうよ?』


紗倉『大丈夫よ♪ジョーイ。』


『それに、紗倉はもう魔法の掟を破ってるからね。ジョーイから報告があって来てみたら何だい?ダーリンっていう人間は。』


紗倉『ママ!!??どっから??』


紗倉のママ:魔法界のお妃様が登場した。

娘の紗倉のことが気に掛かって黒猫のジョーイに報告をしてもらっていた。


紗倉『ジョーイ!!!!』


『ジョーイは、無関係さっ。

私が勝手に来たんだからね~。

それに、魔法はこう使うんだよ!!!!!!』


そう言って魔法を使ったお妃様は、家具を宙に舞う魔法を使ったのだった。

そしていきなりにして一瞬にして消えていった。


山村拓也『えっ!??』


紗倉『あ〜。(笑)見ないで〜!!!!!!』


山村拓也『すっごいね。君ってマジシャンだったんだ〜。』


紗倉『えっ〜!!!!そ、そうなのよ。』


彼に見られてしまった。

内緒にしていた秘密も。

【ど、、どうしよう。このままだと。】ってソワソワしながらも紗倉は秘密を打ち明ける覚悟をするのであった。


紗倉『ダーリン、ごめんなさい。』


山村拓也『何??改まって…!!!?』


紗倉『私、魔女なの。魔法使いなのよ。』


山村拓也『ま、魔女??凄いじゃん。』


紗倉『引かないの??』


山村拓也『引かないよ。どうして!??』


紗倉『そっかぁ~(笑)うぅん、何でもない。』


山村拓也『おあいこだね。

俺も秘密があったんだよね~。』


耳打ちでソッと呟いた。

【俺のほうが紗倉を好きだってこと。】

俺達は、一目惚れ結婚に至るのでありました。

俺と紗倉にも秘密ができた。

魔法は2人の時以外は使わないということに決まったのだった。

何で、引かなかったからって??

それはね、、見ていたんだ。全部!!!

だから、引かなかった部分もあるのかも知れない。

それも何よりも、紗倉から秘密を打ち明けてくれたことが嬉しかったっていうのもある。


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