まあ、神殺しというか「神との決別」というか…。
さすがにユルゲンとジルベルトの成れの果てのあれはあの二人でないとどうにもならなかったろうしなぁ。
…クロウ。逃げなかったんかい。まあ、自分が逃げたら碌でもなさ過ぎる事態一直線だから流石に逃げないか。
で「神の下の時代」から「人の時代」へと変わることを宣言したと。
サクヤは国を再興する為に…。まあ、クロウが「叔父のやらかしを清算して帝国のこれからのあり方と意志を示す」為に手を貸すだろうけれど。
王国の割りを食った弟さんが頼まれて「再興の支援軍」みたいな形で派遣されて「魔王殺しの騎士」が来てくれたとなって大いに事が進み、彼の評価も思い切り上がるけれど。本人が
「あれは俺じゃないんだよぉ。サムライに後始末押し付けられただけなんだよぉ」
と言いたくても言えない悲哀を背負いそうだな。
で、リエラと六郎は案外サクヤと合流したりは無いかな。
何か客分扱いで堂々といて支援軍で派遣されたアレンがあご外しそうになるけれど。サクヤとジンが申し訳無さそうに。
「あれは食客の六殿と…」
「リーラよ。よろしくね」
「いやあれ…」
「そいでよかろ」
ちょっと圧が増されて。
「そうか。よろしく頼む」
となり部下たちのあれってまさかという視線をひしひしと感じつつ。
「言わぬが花というやつだ。聞くな」
と黙らせるのに疲れそうだな。
何故かアレンさんは六郎あたりからは
「レオンに比べると武将として必要な図太さと面の皮の厚さが足りんけぇの。その分真っ直ぐなんでそこがあやつの良さなんじゃが…」
と言いつつも、後始末が面倒な手柄を「これも修行みたいなもんじゃ。もそっと面の皮を厚くせんとなぁ」と六郎に押し付けまくられそうだなぁ。
次は「東方復興編」かなぁ。サムライと魔女に面倒な手柄を押し付けられまくり、知られざる悲哀を背負う騎士が駆け回り、姫様とその従者の剣士が自分たちの国を取り戻す物語かも。
作者からの返信
@almanos様
コメントありがとうございます!
【神殺し】の真実、こうなりました。
神との決別を【神殺し】と評し続ける未来の人々も、本当にこんな与太話みたいな真実があるとは思わないでしょうね。
当方復興編は面白そうですが、残念ながら彼らの復興は彼らの悲願でありまた彼らの仕事なので、二人はノータッチです。
超常的な力が立ちはだかるなら、それこそ二人の仕事かもしれませんが、国を復興するのもそれを軌道にのせるのも、それこそ「人」の仕事でしょう。
なんとも爽やかで希望に溢れたエンディングですね(^‿^)
脱字報告です。
>その中に見知った金髪見つけ、クロウが軽く手を挙げた。
→金髪を見つけ
作者からの返信
@na-o68様
コメント・脱字報告ありがとうございます!
皆が皆、それぞれの道を歩いていきます。そしてそれを見守るのは暖かな陽の光――勿論彼らの縁はずっと続いていきます。
脱字は修正いたしました!
終わり間近でのこの体たらく……笑
いつもお世話になります。