第38話 カクヨムコン8結果発表。グッドルーザーにはならない
それどころじゃねー。
こちとらエライ目に合ってた。
くっそ、とんだ厄日だぜ。
明日もなんだけど。
と、まあそれはともかく、カクヨムコン8長編部門に私の名前はありませんでした。
第8回カクヨムWeb小説コンテスト / カクヨムWeb小説短編賞2022 最終選考結果を発表しました
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_result
――そらそうだ、参加してない。
じゃあ短編部門は?
武運長久! 武運つたなく、天は我を望まなかった。
いや、我々、約900ユーザーは選択されなかった。
私にはSQEXの中間選考が残っているが、この短編部門に懸けていたユーザーの気持ちは痛いほど分かる。
複数の作品が最終選考に残ったユーザーさんも、フォロワーさんの中には存在する。
それは、我々の受けたダメージとは異なるだろう。
しかし、結論から言えば「成功するのは一握り」と、いつもの如く繰り返すしかない。
――コンテストがあるから参加する。
――作品があるからコンテストが存在する。
どちらも欠かせぬとはいえ、このコンテストで我々は選ばれなかった。
無念という気持ちを慮り、私は選ばれなかったユーザーに寄り添いたい。
なぜなら、私もまた選ばれなかったユーザーだからだ(笑)
□王道の勝利。万人向けではない作品もまた選ばれた
らしい。
選考結果告知ページの、一番上にある作品を少しだけ拝読した。
私には珍しく「いいね」の一つも付けなかったのは、やはり私も悔しかったらしい。
いくつか例外があるとはいえ、基本読んだものにはいいねを付ける。それすら実行しないのだから、実に血が通った人間だ。
印象としては王道テンプレというものである。
であるので、選評等々にも目を通し、皆さんそれを参考にしつつ、オリジナリティや自分らしさとの兼ね合いで悶絶して欲しい(笑)
私は上から三番目に掲載されていたユーザーさんをフォローしていたのだが、確かめると私はフォローされていなかった(笑)
というわけでリフォローするしかない(笑)
そういえばフォロワーさんの整理してないなあ。
丁度いい機会と少し整理しよう。
でまあ私はと言えば、飛び道具奇襲作戦、お笑いユーモア小説で挑んだわけだが、最終選考に残った。
「Sランク冒険者殺人事件」
https://kakuyomu.jp/works/16817330652500003853
得たものと言えばこれだけだ。
充分な収穫であり、復帰間もない私が手にした勲章としては悪くないだろう。
皆さん、グッドルーザーになる必要はない――なんてことは言わない。
好きに振る舞えばいいが、私の真似はしない方がいい。
少し、グッドルーザーという価値観の押し付けについて語りたい。
□グッドルーザーについて語る川淵三郎氏
「途中でこけちゃいました」に救われた――川淵三郎、「グッドルーザー」を語る
https://news.yahoo.co.jp/feature/1685/
見解は尊重する。
大抵の見解は尊重出来るものだ。
ロジックの組み立てもまあ分からなくはない。
が、ラグビーW杯において敗北したイングランド代表に限らず、敗北を受け入れられず、メダルを首から外したり、そもそも手で受け取る選手もいる。
サッカーブラジル代表のスーパースターネイマール選手なんかは、リオオリンピックで優勝したのに、その帰途空港でファンに罵声を浴びせていた。
日々彼が受けていたプレッシャーを思えば、特段不思議ではない。
いや不思議だ(笑)
個性的かつ、彼らしい振る舞いと言える。
さて、このラグビーイングランド代表の振る舞いに、対戦相手の南アフリカの選手から苦情でも出たろうか。
世界一を争う過酷なトーナメントを戦い抜き、文字通り肉弾戦を繰り広げ敗れた選手、あるいは指揮官の行動に、私は人間らしさを垣間見た。
――最後の最後で届かなかった。
もっと早く負けていればバカンスにでも行けたろうに、よりによって決勝まで勝ち上がってしまった。
死力を尽くす頂上決戦、その選手スタッフにまで物申すいかにも頑固爺という姿勢役割は、川渕氏らしい。
私はこの手の稚拙な意見を嫌悪する。
だったら試合直後にセレモニーなどしなければいい。
敗者を見せ物にして、なお要求するか。
人の価値観は様々だ。
日本国憲法を読め。
選手、チームスタッフの感情や価値観も受け止められない者が道理を説くとは片腹痛い。
せめて「気持ちは分かるが……」と、たしなめるならまだ分かる。
しかし「頭にきた」とまで言うのだから、ある意味損な役回りをあえて演じているのかもしれない。
光と影は裏表の関係だ。
多くを求めるならまず模範となって欲しい。
「人の価値観、振る舞いにケチをつけるな」
違法行為じゃあるまいし(笑)
尊重するからこそ、互いに尊重し合える。
そんなこと「無理」と悟っているからこそ、口うるさい損な役回りもまた存在するわけですね。
□選ばれなかったユーザー。俺が代わりに言ってやる!
さて、我々はラグビー頂上決戦のよう、過酷な戦いを繰り広げたわけではありません。
「そこにコンテストがあったから、締め切りギリギリ、とりあえず一万文字即興芸した」というのは私ですが、皆さんそれなりの労力を費やし期待したでしょう。
以前も記しましたが、900以上の最終選考作品は、些か広くすくい上げているという印象です。
もしかしたら「最後まで選考の方が悩んだ一作」というものもあるかもしれない。
しかし実態は分かりません。
新たに短編部門に選評がついたのは嬉しくもあり、やかましくもありました(笑)
選ばれてねーし!
おのれ、選考委員中の人!
とりあえずお疲れ様と言っておくが、率直に一言付け加えてやる!
「デカイ魚を逃したな……いずれ必ず後悔し、やってもうた! と、身もだえる羽目になると、ここに宣言する!」
と、それが私の芸風です(笑)
皆さん真似しちゃダメですよー。
まあ短編部門は主役ではありません。
総評を読んでいて、改めて思い知りました。
――商業流通に載せるのは難しい。
率直に記されたこの一文に、集約されていますね。
・カクヨムWeb小説短編賞2022
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2022
□vs王道
流行りテンプレお約束、トレンドと同時に「王道」もやはり無視出来ない存在です。
魅力的な作品は多々ありますが、王道の強さを改めて感じました。
たった一つの作品を少し拝読した程度ですが「魅力が足りなかったのか」「競り合い負けたのか」「当て馬だったのか」「数合わせだったのか」「求められたものでなかったのか」「素行が悪かったのか(私限定)」
さて、私達には分かりません。
王道かあ、そういや王道作品も書いてないなあ、と過去二作品しか発表していない私の課題がまた見つかりました。
さてと、やはり特に何もなかった。
少しだけ、ほんの少しだけ「最終選考常連」という書き手さんの気持ちが分かったかもしれません。
期待して、期待して、そして「しょせん当て馬」という表現を使い創作界隈から去った人の気持ちが分かったかもしれない。
「創作者が筆を置く理由。なぜ彼は「当て馬」という言葉を使ったのか」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654911458603
未だ戦い続けている人、のんびり過ごし楽しんでいる人。
私は大抵放置勢から復帰し、なんとなく初めて「敗北した」と、受け止めています。
しかし「作品ではなく私が敗北した」とも言えます。
「そもそも参加するコンテスト間違えてない?」
というものです。
そこで完全にやらかしている。あとはネタエッセイとネタレビューとか(笑)
私を高く買ってくれるコンテストや読者を求め彷徨い、我々の創作物語は続きます。
いえ、我々を高く評価してくれる、ですね。
□最後に
今回コンテストで受賞された皆さま、お疲れ様でした。
最終選考まで残った皆さま、お疲れ様でした。
参加された全てのユーザーさん、お疲れ様でした。
公式運営中の人、選考に携わった皆さまお疲れ様でした。
皆さん、今後も創作活動に携わるものとして、なんとなく共に頑張って参りましょう。
私達の創作物語はこれからも続きます。
あなたが望むまで、創作活動は続く――。
ではでは。
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