第23話 ライトユーザーな皆さんへ。大喜利大会な現状。オファーの瞬間な公式編集部さんのお話とか

 こちら賢いヒロインを公募しているカドカワbooks編集部の方のお話。


【オファーの瞬間vol.9】『前略、山暮らしを始めました。』| 決め手になった圧倒的〇〇〇!

https://kakuyomu.jp/info/entry/offer_interview_vol.9

ー抜粋ー

――現在のカドカワBOOKSでは、かなり数字を重視するというようにうかがいました(参考)。


Yさん:そこは一概にはいえず、人によるというところでしょうか。私自身はランキングはあまり見ず、中華、モフモフ、グルメ、聖女など検索キーワードで探したり、好きな作家さんがブックマーク・フォローしている作品を読むことが多いですね。昨年実施した「戦うイケメン」コンや「楽しくお仕事 in 異世界」コンではウェブのスコアとしては少ない作品が受賞をしていますし、現在募集中の「賢いヒロイン」コンでも、作品の中身ありきで選考を行います。

ー抜粋終わりー


 レーベルとの相性に限らず色々と広く採用されているようです。

 また、前回のエッセイにも記しましたが、お題のあるコンテストでもお題に限らず採用します、と明記しているケースもあります。

 私こちら拝見しまして、色々と参加することを考え始めました。

 もちろん選考を通過し受賞する方は一握り。

 しかしコンテストは数多い。

 受賞さえしなければ参加出来るコンテストは出来るだけ参加したい。


 そして、スコア関係なく受賞されているのは有名な話。

 小説投稿サイトはライトユーザーが大半。

 カクヨムコン8に限らずランキング関係なく通過されている方は多い。

 有利不利はあるとして、皆さんコンテストに積極的に参加されてはいかがでしょうか。


□賢いヒロイン。大喜利という言葉の意味

 こちらに現状三作品参加予定。

 さすがに「なろう推理文芸日間一位」などのキャッチコピーは公式さんからしたら、


「それトップページに載る気あるの?」


 な話になるので、変えます(笑)

 一番早い選考発表はSQEX大賞さんですが、とにかくコンテスト参加。

 先の「オファーの瞬間」で私が一番目を引かれたのは、


ー抜粋ー

――レーベルの売れ筋から外れた作品に目をつけてもらう上では、明確な個性があるといいということでしょうか。


Yさん:といっても、レーベルの色に合わせにいったり、無理に個性を出そうとするのは、うまくいかないことも多いと思いますし、楽しんで書いていただくのが一番だと思います。

『個性と言っても大喜利的な面白さよりは、作者の「好き」が滲み出るようなものの方に惹かれますね。』

ー抜粋終わりー


 編集部の方が「大喜利」という表現を使っていた点です。

 以前私は、独立エッセイ、

「創作者が筆を置く理由。なぜ彼は「当て馬」という言葉を使ったのか」

https://kakuyomu.jp/works/16817330654911458603

 の第3話において書き手は「表現者でもありビジネスライターでもある」と記しました。

 また「大喜利大会の達人に意味はありますか?」「ありますね、お金になるなら(笑)」とも記しました。


 当たり前のことを公式編集部中の方が仰ってくれている。

 大喜利大会はWebコンテンツとしては有意義です。

 跳ねる可能性が高く、サイト攻略になる。

 ある種、そちらをネタにして私は創作楽しんでます(笑)

 しかしコンテストはその限りではない。

 出版社編集部とサイト運営は、別のお仕事です。


「サイト内の人気≒商業ベース作品」


 無料で読める小説投稿サイトのユーザーと、出版社から発売される作品は、必ずしも同じではありません。

 J・K・ローリングやハワード・フィリップス・ラヴクラフトが現状の小説投稿サイトで活動したとして、果たしてPV稼げるでしょうか。

 ネームバリューが強烈なのでめっちゃ読まれるかもしれませんが、名前伏せたら埋もれそうです。


「本格ファンタジー? クトゥルフ神話? そんなことよりテンプレ流行り、お約束か歴史小説!」


 と、小説投稿サイトを訪れる方は実に特徴的。

 そもそも作品の数が多すぎます。

 どんなビジネスでも「広告」が重要なのは、知られていないと何も始まらないからですよね。土俵にすら上がれません。


□なろうとカクヨムで評価に差がある。サイト攻略の難しさ

 もはや有名な話ですが、なろうとカクヨムでウケる作品は異なることがあります。

 私の侯爵令嬢の華麗なる追放劇は、しつこい話ですが推理文芸日間一位、総合ランキングから全て入りました。

 が、カクヨムではカクヨムコン8の最中だったこともあるのか伸びず。また「なろう推理文芸日間一位」なキャッチコピーと、カクヨムユーザーからすれば、


「だからなんなんだ」


 と、PVだけは多いのにハートいいねもいただけません(笑)

 タイトルがキャッチコピーなので、さてどうしたものかと適当に付けましたが、結果読み手ユーザーさんは「おのれなろう勢、絶対評価付けてやらん。ふざけんな」となったんでしょうか(笑)

 書き手ユーザーさんも似たような感じかは分かりませんが、なろうですら「評価件数」はPV、ユニークとかなり乖離があります。

 これは今のなろうあるあるで、毎日万PV記録してても、ポイントは1000ぐらいな作品をお見かけします。

 つまり、私のトカレストストーリーとさして変わらない。


 これを見た私は「サイト攻略に意味を見出だせない」となりました。

 毎日五万とかPV記録する作品なら普通に万のポイントあっておかしくない。

 しかしありません。

 ライトユーザーな皆さん、ランキング攻略は片手間でいいですよ。

 既に人気作品抱えてる方はともかく、また人気ユーザーさんならその限りではありませんが、我々ライトユーザーの手には負えない。


 些か言い切ると「時間の無駄」なので、適当片手間にランキング攻略といきましょう(笑)

 いずれ「凄いPVと評価な作品」が書けるかも? な姿勢でよろしいと思います。

 重要なのは「作品≒評価」です。多作家になれば、星つかなくても気になりません。

 公式運営中の人からネタエッセイで勧誘された方が面白いです(笑)

 一人の読む系企画者であり、ネタエッセイネタレビューな奴からすれば、


「ああ、こういう人がプロになるんだろうな。活動続けたら」


 と、企画の度実感しています。

 どんな文豪も人気有名作家も元はアマチュア。

 我々は商業ベースの作品を読み、そしてここにいる。

 商業ベースの作品は既に差こそあれ、かなり目を通している。

 皆さんそれぞれ好きな作家さんやジャンルはあるでしょう。

 ならばネタエッセイ芸人らしく言いましょう。


「サイトの読者に媚びる暇があったら腕を磨け」


□なんて志しの低い。読む系企画者からしたら考えられん

 我々は、アマチュアながら表現者であり商業ベースで通用する作品作りに挑む者。

 生まれながらの天才はいても、プロはいません。

 時代と共に作品を公開する場が変わっただけです。

「その場」に囚われ、時間を無駄にしてはならない。

 腕に覚えがあるなら、一緒に上を目指しましょう。

 陰で、


「公募条件間違ってても指摘してやんない。ライバルは少ない方がいい」


 などと、自らの程度を綴るプロもいます。

 そんなに自信ないならそもそもプロにならなければいいのに。

 と、私は思いますが(笑)

 わざわざ指摘するかはともかく「ライバルは多い方がいい」

 でなければ、創作界隈は停滞するでしょう。

 そして読者は減る。

 その姿勢「一般論、他ジャンル、業界攻略系な考え」として理解はしますが、果たして「出版社」と契約したプロの言葉として相応しいものでしょうか。

 とても低い志し、一つの感情として尊重はします。


 しかし残念ながら毎年、毎月のようにプロデビューされる方はいる。

 プロだけなら量産時代です。

 電子書籍からマンガ原作まで、幅広い。


 プロならではの苦悩は理解します。

 しかし、あなたは今「腕のあるいずれプロになる方たち」に、いずれ追い抜かれ今同様「怨嗟」を吐き続ける立場になる。

 ま、読んだことないので知らんけど(笑)


□終わりに

 カクヨムコン8中間選考を通過出来なかった読む系企画参加された方に、私はうまく言葉をかけられなかった。

 皆さん既に切り替え、違うコンテストにチャレンジされているでしょう。

 私もまた「短編は中間選考通過した。次は中編コンテストだ」と、切り替えています。

 肩書きは未だかつて「現ネット小説大賞」一次通過した後更新せず放置、今中間選考通過したユーザー。

 所詮ネタエッセイな奴で終わるのか、はたまたどうなるか。


 私は企画において「洒落にならん面白さ!」な作品と出会い、刺激を受けています。

 プロ作家ならお金払って読んでいるわけですから、好みはともかくなるほどという感じ。

 しかしアマチュア。読む系企画参加者。

 なるほどならば公募闘争。


 そちらが私に宣戦布告した以上、受けて立ちましょう。

 え? だから宣戦布告してないって?


 ですから、あなたのその優れた作品が宣戦布告そのものなんです(笑)

 こちとらネタエッセイ芸人としてのプライドがある。

 上等、よかろうならば公募戦。

 血の一滴も流れない約束された平和な闘争。


 まずは賢いヒロインとSQEX大賞が舞台だ!

 カクヨムコン8の短編部門も、確か5月に最終選考。


 なんかとりとめない感じに記したけど、それはそもそも近況ノートに記す話がなんか長くなりそうでこっちに持って来たからだ!

 文句あるなら感想欄に、


「いいぜ相手してやるよ……テメエの程度、思い知らせてやるからよお!」


 とか、なんかノリのいいコメント残せ!(笑)

 ってわけで、また次回。

 お互い頑張りましょう!

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