エピローグ「オリジン」
オリジン。
まだ幼かった自分を苦しめ、縛り付けていた概念。
結局の所。
その答えを、
これから先、望む答えに辿り着けるかどうかさえ、
それでも
自分のオリジンは今、目の前に、二つも
「パパー」
「おいで。
ピクニックで訪れた花畑。
麦わら帽子を抑えつつ、愛娘の
彼の
横に座る
無表情のまま、少し不満そうに、頬を膨らませる。
「ほら。
「……遅い。
ハルの、ボケ」
「うん、いつにも増して尖ってるね」
憎まれ口を叩きつつ、
いつもの
「
今、幸せ?」
「70点」
「これ以上、
「満足したら、そこで終わり。
もっと、幸せになりたい。
だから、70点」
「
「早く
「夏だよ?
今」
ニアミスったスキットをしながら。
エコと、エゴの狭間で。
「ハル。
……ありがとう。
オリジン ーエコとエゴの狭間でー 七熊レン @apwdpwamtg
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