異変

習字教室を終え、帰宅し、いつもどうり宿題をやっていると母に呼ばれた。

「なんか竣斗君のお母さんが来てるよ。あんたなんかしたの?」

「え?」

なんで竣斗のお母さんが私の家に?わからなかった。

そう思いながら玄関を開けると竣斗のお母さんが立っていた

「奏ちゃん、竣斗に悪口言ったでしょ。」

突然の問いかけに私は困惑し、何も答えられずにいた。

「なに黙ってるの?言ったんでしょ?」

「.......?」

「何か言ったらどうなの!?」

びっくりして顔をあげた。友達の母親に急に怒鳴られた。

私はどうしたらいいかわからず咄嗟に

「いやあれは....咲に...」

と言ってしまった。

「咲ちゃんだったらいいの?」

私はなにも言えなくなってしまった。


あの後母にも叱られ、その日はなかなか眠りにつけなかった。

私は竣斗に悪口を言った覚えがなく少しイライラしてしまい、一人で泣いていた。

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壊れた人生 @ringozyu-su

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