花と金

@oberchaaan

第1話 彼女

僕は大学二年生。あだ名は 金 と呼ばれている。多くの友達もできていい感じだ。

お父さんは中学生頃に亡くなり母1人で育ててもらった。だから今は母さんに仕送りをして今までの分恩返しをするつもりだ。

彼女の玉も協力的で仕送りのお金をくれたりとても感謝している。今の自分の生活は裕福とは言えないがとても充実してるし楽しい。


この日常が

     続くと思っていた。


彼女の玉が死んだ。

何が起こってどうなったのかその時はあまり理解できなかった。理解したくなかったのかもしれない。

病院で相手のドライバーが謝ってきたが何を言ってるのかもよく聞こえなかった。そのあとは家に帰った。

お母さんがメールを送ってきたが見ることができない。体が拒否している。

するとおかあさんから電話がかかってきた。

彼女のことと葬式のことだった。

(もしもし?金? 事故のことは本当に悔やみきれないけど立ち直りなさい。それと、玉ちゃんの葬式のことだけど、来週の金曜日にすることになったわ。

あと、自分が死んだらって思うんじゃないよ。 そんなことは玉ちゃんは望んでないわ……)

切ってしまった。

慰めてくるのかと思ったけど思ったよりきつい言葉がきた。   

だんだん玉が死んだことを理解してきた。

涙が溢れた。

(なんで頑張ってる人が死ななきゃならなかったんだ、自分が犠牲になっていれば……)

本当に悔しい、悲しい。また、親にも負担をかける。 (本当にダメだな、俺)

親に電話で言われたことすら守れない。

なんで…………………


それからは葬式が終わって普段の生活に戻った。 

葬式が終わってからも、あまり食べ物が喉を通らない。でもそんなことはどうでもいいかのように時間は進む。


大学に行かなくては 


学校ではどう思われているのだろうか。

慰めの声をかけられるのだろうか。 

いつも通りに接してくれなくなるのだろうか。


いろんなことが頭をよぎる。

怖かった。

大学の入り口についた。行こうか迷ったけど足を踏み出した。ここで足を踏み出して良かったと今でも思う。

(やっぱり話しかけづらいよな)

そのまま僕は授業を受けた。

やっぱり玉のことがわすれられない。授業もわかっていたが全然頭に入らない。そのまま授業が終わり

家に帰ろうとした。 

教室を出て、廊下を曲がり、大学を出ようとした時


     

       彼女と出会った






 














 


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