第2話 22

話ってなんだろう。

「お前を24日に殺すのを辞める。」

えっ。救われた。これが、救い。

「その代わり…。」

ん?

「お前を明日殺すことにする。あと、殺し屋仲間が3人来るからあっち行ってなさい。」

「はい。」

                 30分後

「よぉ、きたぜ。」

「おっ、早いな。」

「当たり前だろ。あの呪われた女を殺すんだったらそりゃ早くやるわ。」

「ははっ、まあこっち来い。」

「おい、お前も喋れよ。」

「昨日の仕事で喉が痛い。」

「なんだよ。」

下で声が聞こえる。

話を聞くかんじ【静音】と【暴徒】っていう人がいるらしい。きっとコードネームとかなんか。だって、あの人達は父のことを【幻】とよんでいる。だからだ。

「それで。プランはどうする。俺が派手にやってやるか?」

「いいえ、私が静かにしますよ。通報されたら困るし。」

「もちろんプランはある。あいつが今日寝てる間に風呂に沈める。まあ、明日には死んでるだろう。」

「なるほどなぁ。」

「あいつの呪いを浄化するから塩水にする。」

「はいよ。じゃ、仕事があるし帰るわ。」

「おう。」

「今日」

「お父さん。」

「あ、なんだ。」

「私が呪われてるってどういうこと。」

「はぁ、わかんねぇの。」

「なに。」

「お前が俺の人生のすべてを壊したんだよ。金も資産も人生も全部全部全部全部お前のせいだったんだよ。最初はお前じゃないやつだと思ってた。けど、全員殺しても不幸だ。お前のせいなんだよ。この悪霊。俺は幻だぞ。この意味がわかるか。殺して、幻のように消え去るから幻なんだよ。この前、俺は見つかった。何が幻だよ。お前のせいで全てが台無しだよ。いいか、この世は俺の世界じゃなきゃいけないんだよ。俺がすべての頂点に立つんだよ。そのために俺は総理のところに向かった。けど、お前が悪霊だから見つかった。俺の世界が消えた。だから、お前を殺す。いいか、俺は悪霊が嫌いだ。お前もそうだろ。みんな嫌いだ。この世に悪霊なんていらない。だれも必要としないんだよ。逃げたきゃ逃げろ。悪霊は戻ってくる。だから、逃げても殺す。おまえは、バイキンだよ。幻の名を返せよ。なぁ、どうしてくれんだよ。返せるか。あぁ、返せねぇよな。だから死んで詫びろ。地獄で謝り続けろ。せめてもの俺の玩具になれ。快楽になれ。なぁ。あはははははははは。」

いかれてる。

「夜を楽しみに待ってろ。あぁ、今日はいい夜になりそうだ。」

ねぇ、神様。私はどうしたら良いんだろう。このまま死ねば良いのかな。ねぇ、神様。私って呪われてるのかな。

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仮面ゲーム〜all〜 @amens

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