「あいつは宇宙人だ」という言葉を聞いたら、どんな印象を受けますか?
もはや「外国人」といっても「局外者」という意味は薄れている、そんな今でも「宇宙人」という言葉は、対象をそれとなく、そして冷酷に、孤立させる称号として機能しています。
だって「宇宙人」なんて存在しないから。
「宇宙人=局外者」と呼ばれているだけの、はぐれ者でしかないから。
「宇宙人」の仲間が報復しに来ることもない、「宇宙人」の人権を主張する集団から非難されるはずもない、安全で、珍妙ですらあって、それゆえに残酷な称号。
けれど、そんな前提がもし、間違っていたとしたら……?