咲けない石楠花(しゃくなげ)

霧這

未来への供物に成れば良い

一匹の除外者のけものが立っていた

或いは、醜いアヒルの子

そいつはフラフラしていて

ある日、立ち寄った陽光

見るや否や泣いていました


「人工知能より出来が悪い

子孫を遺すこころざしも無いから

来世は無いと約束してくれる?

その代わりに自分そのものが

これから先、あんな愚者が居たと

笑いの種子に出来る供物に成ったって

それが生きる意味になる

死ぬ為に生きよう

意味なんて無いのだから」


そう、模倣人間はヒトとして

生きる意味を見つけたのでした

めでたし、めでたし

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咲けない石楠花(しゃくなげ) 霧這 @Sachi8hyA9sya7

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