無題 2/0

A7

作品っていうものにはどれも変わらず価値があって。

僕のも全部そう。

誰にでも作れるのに、価値は変わる。


どういうことか、僕にはわかる。

作る人。作るもの。どれだけそれが珍しいものか。

表現された世界の素晴らしさ。


一辺倒に美しい。

でもそれぞれ惹かれるものは違う。

だからそれが価値になる。


僕は檻にいるんだ。

でれないし、だれも入れてない。

僕の作品はいつもこう。

音楽を聴いて。

お風呂に入って。

人が泣いて。

空を眺めて。

頭に浮かんだらそれが作品で。


こんなにも適当なもの。

でも。それが難しいの。

思った通り書けばそれでいい。

考えても出てこない。

無を書く。

ただ無を書き込む。


音楽だとか空だとか。

檻に入ってないと何も無い。

無は無と言わない。


本当の無は。

こういうこと。













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無題 2/0 A7 @a2u

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