「ストーカー」①
「はぁ........」
「どうしたまた。先週に続き相談があるって。」
(早く帰れ早く帰れ早く帰れ早く帰れ)
「実はさぁ.........」
「ん?」
「ストーカーにつけられてるんだよね......」
「へぇ......命知らずもいるもんだなぁ。可哀想に。で、いつから気づいたんだ?」
「多分1ヶ月前位からかな.....昨日もたしか.......」
〜回想〜
「あれ?」
あれは僕が夜、会社からの帰宅中に背後からなんか視線を感じたんだ。いつもは、5時くらいだったから、子供達がよく遊んでて、違和感があまりなかったんだけど、その日は残業があって10時くらいだったから明らかな違和感をあって、すごい不安になってふり返ったんだ。
シーン
振り返っても電柱が少し先に合ったくらいで他には薄暗い街灯が少し怖い雰囲気を出していた位だったと一瞬思ったんだ。
「ん...... ?」
電柱を凝視すると.....電柱と塀の隙間から服が見えたんだ。勿論夜の10時に電柱の後ろに隠れるような必要性はないし、まともなわけがないから爆速で帰宅したんだ。
〜回想である必要性は〜
「という事があって.......君と僕は職場が近いし何か不審な人とか居ないのかと思って。」
「う〜ん.......」
(紫奈がこんな詰めの甘いことをするわけ無いしな.......特にないか.....)
「特に心当たりはないな。」
「う〜ん......やっぱり知らないか......」
「他になんかストーカーを感じた時はないか?」
「う〜ん.....入社のときたまに視線を感じるくらいかな。でも朝は眠気とかカラスとかもいるし気の所為だと思う。」
「なるほどね〜そういえばその場所ってここから近いか?」
「うん。徒歩5分くらいのところだね。」
「そうか.....そういえば翔の家ってここから10分くらいだよな?」
「うん.....そうだけど.....」
「まだ早い時間だし、今から見に行くか?」
「え?」
「なにか手がかりがあるかもしれないし良いだろ?」
「うん!ありがとう!」
(今日は紫奈も見えないし代わりに協力してやるか。アイツ金持ちだしなんか貰えるかもしれないし。)
〜移動中〜
「ここの電柱に多分ストーカーが隠れてたんだ。」
「はぇ〜この辺になにか落ちてたりしないかな〜」
「そんな簡単にヒントが落ちてるわけ無いでしょ(笑)」
「随分楽観的だな。」
「まぁ最悪君と一緒に家に帰ればいいし。」
「俺は野獣先輩じゃないからな?」
「ふふっ、そこまで言ってないよ(笑)」
「あれ?」
「ん?どうしたの?」
俺が電柱の下を探していると、何やら落花生犬のハンカチを見つけた。
「これ見つけたぞ。」
「ハンカチ?ストーカーの物かな?」
「とりあえず俺の方で預かって月曜日に俺の方の会社で落とし物として聞いてみるよ。見つかんなかったら次の日お前が聞いてくれ。」
「うん、協力有難う!」
「お互い様だろ。じゃあ今日は送ってくからまた月曜日に報告するわ。」
「そうだね。」
「じゃ、行こうか。」
「うん。」
続く
〜乞食タイム〜
「異能力がある世界で君達はどう生きる?」
というラノベを出しているのですがクソほどPVが無いので心の優しい方は見てあげて下さい。お願いします。
〜乞食エンド〜
俺の幼馴染が純粋&恐怖心が無いおかげでやばいヤンデレ彼女の理不尽に対応出来てて草 赤はな @kagemurashiei
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