俺の幼馴染が純粋&恐怖心が無いおかげでやばいヤンデレ彼女の理不尽に対応出来てて草
赤はな
「ヤンデレの怖さを知る者より」
「お前頭おかしいの?」
「え?」
【11:00 a.m.】
24歳になり、久しぶりの再会だが、俺は自分の幼馴染の翔(かける)に対し、きつく言ってしまった。幸いな事に自宅で雑談しているおかげで周りに迷惑にはなっていない。
「そんな僕変な事したかな?」
「いや、正確にはお前の彼女ヤバすぎ....」
「人の悪口は良くないと思うよ!」
「じゃあもう一回昨日の出来事話してくれ!」
「え、うん......確か昨日は......」
何でこんな良い天気の日に暗い話しをしているんだろうか?
〜回想〜
(確か昨日は残業で帰ってきたのが11時だから家に帰ってすぐに寝ちゃったんだよね。それで、何時かわからないけど何かに呼び掛けられた気がして起きたんだ。)
「ねぇ翔.......翔....起きて.....起きて......」
「う〜ん......あれ.....?何で紫奈(しな)がここに......?というか何この拘束!?」
「毎日残業辛いよね.....だから私がお世話してあげるよ......?」
「うん.....それは有難いんだけど......この拘束は何なの!?」
(その時の僕は良く見かける縄縛りをされていて、身動きが全くとれなかったんだ。)
(よくあるタイプなら足ぐらいは動かせない?)
(いや、全身クルクル巻きにされてて。)
(あっ、毛虫タイプか。)
話しを戻す
「私が全部やってあげるからさ......翔は私の宝物だからさ.....」
「宝物なら自由を尊重してよ!これじゃあ子供を拘束しまくる毒親となんらかわりないよ!」
「え......そんな酷いかな.....?」
「そりゃあ酷いよ!まず人権が適応されてないペットみたいになってるじゃん!守られてるだけ!なんなら変に使われるだけのラブドール!」
「.............私のやってる事って間違ってる......?」
「うん、というか......それ以前の問題なような気もする......」
「え......?」
「そもそも紫奈は僕の為と言っておきながら僕の気持ちを一切考慮していない!」
「えっ........」
「気持ちは凄い有難いんだ!気持ちは!ただ空振りしすぎなんだよ。」
「じゃあ.....私は何をするべきなのかな.....?」
「いつも通り居てくれたら良いよ。それに、残業が多いのも悪いことばかりじゃないしね!」
「え......?それってどういう?」
「それは秘密!ということで......これ外してくれない?」
「あっ.....うん.....本当に大丈夫なの.....?」
「うん!大丈夫だから!」
「無理はしないでね..........」
〜回想終了〜
「というのが昨日の出来事だよ。」
「お前やっぱりイカれてるのか?」
「え?そうかな?」
「恐怖心!どこいった恐怖心!」
「う〜ん.....別に好きな人が僕の為に何かしてくれようとした気持ちは本物だろうし......怖くはないけどなぁ......」
「やっぱお前頭おかしいだろ......それで結局何プレゼントするつもりなんだ?」
「うん、実はこのネックレスをあげようと思って!紫色で綺麗で良いと思うんだけど。」
「良いとは思うけど......気を付けた方が良いぞお前は昔から頭がおか........!精神に少し異常があるからな......」
(╹◡╹)
「訂正先も酷くない!?」
「そうだな.......」
(居るんだよ!外に!噂をすれば!あのキチガールが!いつから居た!それによって俺の命に関わる!)
「あ、もうこんな時間か......じゃあそろそろ帰ろうかな。」
(ありがたい!ありがたい!)
「ん?何か用事でもあるのか?」
「うん。この後、紫奈の家でご飯ご馳走になるんだ!」
「はぇ〜まぁ幸せにな〜」
「うん!じゃあね!」
そう言い翔は紫奈の家に向かって行った(自転車で)
(ふぅ.....紫奈の奴も帰ったか?)チラッ
シーン.......
「はぁ.....なんで軽い雑談のはずがこんな緊張感溢れる命の接待みたいな感じになってるんだ......」
・・・・・・・・・・・
「縁切ろうかな........」
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