第26話
まあ彼女の能力は氷。
刀と呼ばれる東方の剣を通して能力が発現します。
彼女に関しても、生い立ちは本人は話したがりませんので、ここで書くこともしませんが、彼女もまた、イレイサーになるべくして生まれてきたんだろうと思います。
彼女のサポート役のイレイサーも、まあ人見知りって言うレベルではないんですけどね、私の前にもめったに現れませんから。
まあいいんですけど、私、一応上司なんだからって言ってはいるんですけどもね。
んで、まあ氷って、あなたおかしくないですか?
そう思いますよね、まあ、憑き者扱ってる時点で何でもありなんですけどもね、でもまあそうは言ってもイレイサーたちの能力には驚かされるわけですよ。
で、まあ彼女の怒りをかったやつらは全員氷漬けです、見事に。
その時捕まえたやつらからの情報で奴らがアブソスって言う組織だということも分かったんですがね。
これはイレイサーたちには伝えていませんが、国家情報保安局に引き渡された後、全員なぜか毒で自殺したそうなんですよ。それがなぜか全員、留置場内で。当然、身体検査も行ったうえ、拘束までされてたって言う話なんですけどもね、不思議なこともあるもんです。
まあそれはそれとして。
結局、領主屋敷の地下遺跡は何だったのかって話になるわけですよ。
報告書ではジンスレールの乱の名残と魔獣大災害後の帝国地下施設の名残で、、おそらく地下遺跡は古代帝国の遺物が残されていたんだろうということでした、って書いてあるんですけどね。
まあ報告したイレイサーたちは真面目な、ええ、本当にまじめなイレイサーたちでしてね、例のイレイサーたちとは大違いなんですよ。
こないだもあいつら酒飲みまくって結局あいつらは事務所に泊まっちゃったんですから。
で、そうです。ミイラの前にあいつらが壊した鎧。あの鎧に関係してるって言うんですもん、笑うしかないですねえ。
あ、話がそれて。
で、さらにあの地下遺跡は魔獣大災害の時にシェルターとして機能していたようなんですよ。
あそこにあったのは初代皇帝ハルム・ザハドの遺物です。
なぜカタデリー教団やアブソスがそれを狙っているのかはわかりません。
もしかすると半年前例のイレイサーたちが破壊した鎧も、カタデリー教団が関わっているのかもしれません。
※イレイサー:File05~07_帝都の聖蹟:指令があれば「憑きモノ」を「ないモノ」に消します。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651284346461
KAC20233の投稿は2023/03/08お昼12時台にしたいと思ってます!
期間中、変則的な更新になります。
よろしくお願いします。
本作次回更新
2023/03/09 02:00
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます