第四章 未定

第152話作者リハビリ

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加藤光太郎 

Lv.3

 力:I(SSS)(SS)

耐久:I(SSS)(SS)

技巧:I(SSS)(SSSS)

敏捷:I(SS)(SS)

魔力:I(S)(SSS)

幸運:I(H)(H)


《魔法》

皇武神の加護ディバイン・ブレス

・『無南八幡大菩薩』

・詠唱する事で金属に『鏖殺おうさつ』の特権を与える。

・『性質の強化』と、呪いカースに分類される頭を割るような激痛を相手に与える。


神便鬼毒酒じんぺんきどくしゅ

『薬師如来、阿弥陀如来、大日如来よ。人食いの大妖も惑わす神仏の美酒を与え給へ』

・『鬼種』特効。『竜蛇』効果増大。『蟲』効果上昇。

・一定領域内のステータスを低下・減衰させる。

・また魔法を弱める。

・自身のみ体力が回復する。


 NEW

『我は神仏に代わり魔を討つ者。如何なる邪悪、障碍も如来の加護を賜りし我が身に、害を為すこと叶わぬと知れ!』

・一定領域内に【毒】【酩酊】【魔法減衰】【ステータスを低下・減衰】効果のある酒を噴射する。

・自身には【体力自動回復】【全ステータス向上】の効果を与え自身の従者・仲間には【神便鬼毒酒じんぺんきどくしゅ】による直接的なメリット・デメリットは現れない。


天駆グラビティ

『オン・アロマヤ・テング・スマンキ・ソワカ』

・詠唱の長さで効果が変化する。※現状では天狗呪第一までしか使えない。

・自身に掛かる重力を軽減する。

・また力場で生成した足場を生成する。


《スキル》 

【禍転じて福と為す】

・障碍を打ち破った場合。相応の報酬が与えられ、獲得する経験が上昇する。

・障碍が与えられる。また全てのモンスターの戦闘能力が上昇する。

・モンスターの落とすアイテムの質が良くなる。またステータス幸運を表示する。


集中コンセイトレイト

・力を溜め、全ての次の行動を上昇させる。


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 妹達との旅行は終わった俺は慣れ親しんだ駅前ダンジョンに一人で来ていた。

 理由は単純、新しく覚えた《魔法》【天駆グラビティ】をテストするためだ。

 実は能力化変化……と言うか付け加えられたソロ専用《魔法》の【神便鬼毒酒じんぺんきどくしゅ】の検証もしたかたったのだが、巴さんの都合を考え今回はソロで潜る事にしたのだ。


 高さのあるルームに出る。


「広いな……」


 ダンジョンと言うモノは生息するモンスターの都合がいいように出来ている。


 恐らくここに生息しているのは飛行型のモンスターだろう。と警戒しながら太刀を鞘から抜き放つ。

 摺り足で警戒しながら奥に進むと、そこに居たのは『ハーピー』と呼ばれるモンスターだった。


人間の顔と上半身を持つ半人半鳥のモンスター。

 容姿はまるで人間の女性のようであり、少女から老婆まで幅広い容姿に見える。

 両の腕は羽毛に覆われその姿はまるで鳥の翼、翼は人間の腕よりも長く正に “飛ぶ” ために発達したと感じる。

 脚は猛禽類そのものであり、爪は鋭くまるで金属製のナイフのように感じる。

 適正レベルの冒険者の素肌に当たれば一溜りもないだろう……しかし俺は『レベル3』ダンジョンの空の王者相手に新魔法の【天駆グラビティ】がどこまでやれるのか試して見たい。

 俺は好機心に突き動かされていた。


「――破ッ!!」


 鋭い袈裟斬りが無防備に後ろ姿を晒していたハーピーの背中を捉えると一刀の元に斬り伏せた。


「ギィィイイヤアアアアアア!」


 耳をつんざくような不快な絶叫は広いルーム全体に響き渡る。

 刹那。

 仲間の悲鳴を聞いたハーピー共は、こちらを向くと整った顔を醜く歪め地面を蹴って飛び上がった。

 既に上空を飛行しているものは、獲物を狙う猛禽類のように急速に降下しナイフのように鋭いかぎ爪で攻撃してくる。

 ひらりと身を翻し攻撃を躱しつつ、隙を見て太刀による攻撃を浴びせ数を減らす。


「空を取られても案外やれるもんだな……」


 大会で様々な選手の様々な戦い方を経験したことでどうやら俺は、レベルアップしていたようだ。

 目が慣れているのかハーピーの急速降下攻撃も余裕をもって対処できる。

 魔力纏いアムドと言った魔力制御技術も、《スキル》や《魔法》と言ったステータス上の能力にも頼らず自力で対処出来るそんな成長に俺は喜びを覚えていた。


「余裕をもって対処は出来る……だが当初の予定の【天駆グラビティ】の検証には他のスキルが必要そうだ……」


 独り言を口にしながら太刀で、ハーピーの蹴りをいなし防ぐ。


「『無南八幡大菩薩』」


 太刀の刀身は金色に輝き魔法が発動する。

 ハーピーは目を瞑る。


今だ!


「『オン・アロマヤ・テング・スマンキ・ソワカ』」


 呪文を唱えると身体が軽くなり、白い板状の足場が虚空に出現する。

 俺は出現した足場に飛び乗ると再び足場が現れ一気に空へと躍り出る。


「高えぇ何メートルあるんだ?」


 ハーピーは驚愕の表情を浮かべるが、高度が並ばれたハーピーの攻撃手段は風魔法しかない。


 三段跳びの要領で次々と出現する足場を蹴ってハーピーを撫で斬りにしていく……

 が、七枚目が生成された瞬間、今出現させられるのはここまでだと悟った。

 もしかしてこの魔法って源義経の『八艘飛び』が元になっているのか!? 確かに源義経は天狗と深い関係はあるけど【天駆グラビティ】の漢字表記の『天駆』って『てんく』と『テング』をかけているか……って今はそんな事はどうでもいい。


 再び【天駆グラビティ】の呪文を唱え低い高さから地上に飛び降りる。


「酷い目にあった……」


 ハーピーの数は残り数匹と言った所……


「やってやる!」


 と奇声を上げながら太刀を片手に斬りかかりハーピーの群れを一層した。




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本日12月15日18時から新作の投稿を始めました。

タイトルは『小市民な悪役貴族によるスマート領地経営~悪の帝国の公爵家に転生した俺は相伝魔法【召喚魔法】で最強になる。やがて万魔の主と呼ばれる俺は、転生知識で領地を改革し破滅の未来を回避する~』


殆どしらないゲーム世界の幼児(悪役貴族)に転生した主人公が現世で叶えられない酒池肉林の野望を果たすために努力するお話です。

https://kakuyomu.jp/works/16817330657377741600/episodes/16817330657377743847

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