応援コメント

3 桜の木の下の死体の謎」への応援コメント

  • 変形Pさま

    こんにちは。いつも楽しく拝読させていただいております。

    一か所、本筋とは無関係なのですが、ちょっと気になる表現がありました。

    ケン化とは、エステルに塩基を加えて脂肪酸(の塩)とアルコールとに分解することです。つまり、ケン化の対象となるのはエステル(脂肪や油脂など)であって、脂肪酸ではないです。

    下記の引用箇所ですが、

    *  *  *  *  *
    「屍蝋は脂肪酸とかでできているのかい?」と島本刑事が聞いた。
    「いや、屍蝋の成分の一部は脂肪酸が鹸化したものだ。つまり石鹸のようなものだよ」
    *  *  *  *  *

    「脂肪酸」を「脂肪」に置き換えると違和感ないです。つまり、

    *  *  *  *  *
    「屍蝋は脂肪とかでできているのかい?」と島本刑事が聞いた。
    「いや、屍蝋の成分の一部は脂肪が鹸化したものだ。つまり石鹸のようなものだよ」
    *  *  *  *  *

    でいかがでしょう?  (^^)

    作者からの返信

    重要なコメントをありがとうございました。

    屍蝋が形成される場合、当時の研究ではまず脂肪が脂肪酸に分解され、そこにカルシウムやマグネシウムなどのイオンが結合して石鹸になると説明されていて、その現象を鹸化と呼んでいました。当時の文章を「脂肪酸が鹸化した」と読んでしまっていたのですが、「脂肪が鹸化した」が正しいので、ご提案されたように本文を修正しました。

    ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。