むにむにVSもふもふ

めたやん

むにむにvsもふもふ

むにむにー

バーサス

もふもふー


もふもふ「よくぞここまでたどり着いた

 だがキサマの命運もここまでだ

 冥土への土産に、私の真の姿見せてやろう

 冬毛もふもふ120パーセント!

 うおおおおおおお!」


むにむに「くっ!なんて力だ、

 だが俺もここで負けるわけにはいかない!

 限界を超えた力、見せてやる!

 変身! とお!

 スーパーむにむにモード!」


もふもふ「くらうがいい

 『もふもふファイア!』」


むにむに「へっ、そんなもんか

 いくぜ!『むにむに正拳突き!』」


もふもふ「そんな攻撃きかんなー

 これはどうかな?『もふもふサンダー!』」


むにむに「こっちからも行かせてもうぜ

 『むにむに下段蹴り!』」


むにむに「あれ?

 なぜだ、俺の攻撃がまったく通じない」


もふもふ「どういう事だ!

 私の攻撃が何故当たらない」


むにむに「これは!」


もふもふ「まさか!」


むにむに「俺のパーフェクトなむにむにが」


もふもふ「私の最上級のもふもふが」


むにむに「お互いの」


もふもふ「攻撃を」


むにともふ「相殺している!?」

 な、なんだってぇえ!!」


むにむに「っジョウダンじゃねえ!

 俺はもふもふと同等だなんて認めねえぞ!

 そう、あれは俺がまだあの人に仕えていた時のことだ」


10年前


ユウジ「やべー、マユミのもふもふちょーカワイイじゃん!」


マユミ「でしょー、ユウジもむにむによりもふもふにしたらいいのに」


ユウジ「そうだな

 むにむになんて触った感触も気持ち悪いし、動きも表情も単調でつまんねえし

 もうむにむになんていらねえ

 俺ももふもふにしよーっと」


むにむに「そ、そんなー!」


むにむに「あの日から俺は誓ったんだ

 もふもふにはぜったいに、負けるわけにはいかないんだ!」


もふもふ「そう、全ては私があの家に迎えられるはずだったあの日から始まった」


一週間前


ダイキ「えーん、えーん」


リカ「あらあらどうしたの坊や、プレゼント気に入らなかった?」


ダイキ「こんなもふもふじゃなくってもっとむにむにしてるのが良かったのー」


リカ「そうね、

 もふもふなんて牙と爪が野蛮だし、毛とヨダレで部屋中よごすし

 しょうがないわね、今度むにむにしたのを買ってあげるわ」


ダイキ「わーい、ママ大好きー」


もふもふ「う、嘘だー!」


もふもふ「駆逐してやる!

 むにむにを…一匹残らず!」


むにむに「てめぇだけは許さねえ!

 いくぜ!『むにむに飛び膝蹴り!』」


もふもふ「キサマはここで倒す!

 くらうがいい、『もふもふトルネード!』」


10時間後


むにむに「ぜー、ぜー、」


もふもふ「はー、はー、」


むにむに「どうした?

 もう体力の限界なんじゃないか?」


もふもふ「そっちこそ

 息が上がってるように見えるが?」


むにむに「遊びは終わりだぜ

 今度こそ、俺の最終奥義で終わらせてやる!」


もふもふ「次で最後だ

 私の切り札でトドメをさしてやろう!」


むにむに「いくぜ、これが俺の全力だ!

 むにむにムーーーーーーーーーン・サルト!!

 いっけーーーー!」


もふもふ「滅せよ

 もふもふもーーーーーーーーーう・ふぶき!!

 うおおおおおお!」


両者力尽きて倒れる


むにむに「ぜー、ぜー、

 おまえ、俺の次にガッツあるじゃねえか」


もふもふ「はー、はー、

 キサマこそ、私ほどじゃないが、その力認めてやろう」


むにむに「くくっ」


もふもふ「ふふっ」


むにともふ「ハーッハッハッハ」


こうして、むにむにともふもふの戦いは、引き分けということでひとまずは幕を降ろした。

しかし両者の戦いはまだまだ終わらない。

今後もお互いの良きライバルとして、それぞれの道を進み、そして時に競い、より高みへと目指していくのであった


続く?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

むにむにVSもふもふ めたやん @dark_matter_cake

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ