ここまでやっちゃいました
掃除機
ミキサー
電子レンジ
加湿器
乾燥機
カメラ
ビデオカメラ
スクーター
その他いろいろ。。。
うん、やり過ぎだよね。
自覚はあるんだよ。
みんなも驚き疲れてる。
カミラ
「常識ってなんなんでしょうか?」
マユラ
「やり過ぎちゃったね~。」
アイラ
「見せられないものがまた増えたな。」
ルーシュ
「さすがアキラ様です。」
リィズ
「調理器具は興味深いものでした。」
フィオ
「ぜひ、使ってみたいです。」
アリエッタ
「さすがにもう終わりよね?」
僕
「えっと、、、
もう1つ、あって。
これは作った僕もやり過ぎたかな~って思ったんだけど。」
アイラ
「アキラがやり過ぎと感じるとは相当だな。」
マユラ
「心の準備をしておかないとね。」
僕
「えっとね、
これなんだけど。」
僕が取り出したのは、
アリエッタ
「女の子!?」
カミラ
「少女を作ったんですか!?」
僕
「違う、違う。
これはゴーレムの一種だよ。」
リィズ
「見た目が私たちに似ている気がするのですが?」
僕
「リィズとフィオのお手伝いってのを主眼において作ったからね。」
フィオ
「ありがとうございます。」
そう。
このゴーレムの見た目は少し前のリィズとフィオのイメージ。
なにせ今のリィズとフィオをお手伝いするゴーレムだから、子どものお手伝い感を出そうかなって思ってね。
そしたら、ほぼ獣人の少女にしか見えないゴーレムが出来ちゃったんだよね。
アリエッタ
「このゴーレムは何が出来るの?」
僕
「単純作業ならだいたい出来るよ。
さっきの食器洗い乾燥機にお皿を出し入れしたり、決められた場所にしまったり。
後は手本を示せば、その通り盛りつけしたり、野菜の皮むきとかも出来るかな。」
マユラ
「ほぼ人と変わらない仕事が出来るのね。」
僕
「話をしたりとか、臨機応変に対応したりとかは出来ないんだよ。
だから接客や味付けとかの調理は無理だね。」
フィオ
「名前はなんというんですか?」
僕
「あ~、まだ考えてなかったな。」
リィズ
「さすがに、この見た目でゴーレムと呼ぶのは抵抗がありますね。」
僕
「そうだな~、
サクラなんてどうかな。」
髪の毛の色が桜の花のような淡いピンクだったので、そこから取りました。
アリエッタ
「アキラ君とは思えない可愛さじゃない。
いいと思うよ。」
みんな賛成みたい。
好評で良かったよ。
僕
「発明品のお披露目はこんなところかな。
実際に使ってみて改善点とかあったら遠慮なく言ってね。
その方がより良い製品が出来るから。」
みんな
「「「は~い。」」」
僕
「それとさ、
調理器具はもう少し作りたいものがあるんだよね。出来たらみんなに試してもらいたいから、勉強会で見せるね。」
リィズ
「今日見たもの以外にもあるんですか!?」
フィオ
「楽しみです!」
僕
「楽しみにしておいて。
まぁ、特殊な調理になるからモルトさんの満月亭向きかもしれないけどね。」
リィズ
「それでも調理の幅が広がるのは楽しみですよ。」
僕
「それと、今回の発明品の動力は全て魔石だから、魔石はしっかり確保しないとね。」
アイラ
「今でも山のようにあるぞ。
アキラの従魔たちは大粒の魔石しか食べないから、小型の魔石は余っている。」
マユラ
「従魔たちの狩る量が半端じゃないから、エミルちゃんがモンスターの素材とかを売ってくれてるけど、貯まる一方だよ。」
僕
「使い道を考えないとね。」
そんな話をしながら発明品の発表会は終了。
翌日から、さっそく発明品を稼働しました。
一番の発見はサクラ。
学習能力が高い。
一度教えると覚えて、覚えたことを忘れない。
だから、一度手本を見せるだけで、次からはやってくれる。
掃除や整理、
野菜の皮むき、
えびの殻とワタ抜き、
魚のうろこ取り、
かなりすごい。
さすがに魚をさばいたりは無理だけど、野菜を切ったりも出来た。
満腹亭は庶民的な定食屋だから、あまり繊細なことはしない。
サクラの活躍の範囲は思ったよりも広そうです。
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