エルフのダンジョン
翌朝。
早速、出発。
ダンジョンマップで転移。
とりあえず上層階はモンスターが弱過ぎるのでさっさと移動する。
もちろん、なんのトラブルもない。
途中、僕はティモンに行くので離脱。
モンスターチームとは夜に、ダンジョンの入口で待合せです。
僕がいない間はダンジョンで好きに狩りを楽しんでもらう。
ティモンまで飛んで行く。
百獣会に行くと、キリン獣人のジランさんが待っていてくれた。
ジラン
「アキラ様、お久しぶりです。」
僕
「こんにちは。
すいません、ご無理を言って。」
ジラン
「種や苗を集めるぐらいはそれほど難しいことではございませんよ。
現物は倉庫に用意してあります。
こちらがその一覧です。」
ジランさんが一覧表を用意してくれていた。
僕
「ありがとうございます。」
ジラン
「グルラ様がお会いしたいとおっしゃっています。お時間はございますか?」
僕
「もちろん大丈夫です。」
ジランさんの案内でグルラさんの部屋に通された。
グルラ
「アキラ、よく来たな。
エルフには会えたのか?」
僕
「はい。
ハイエルフさんたちに許可をもらって街中も自由に見て回れるようになりました。」
グルラ
「ハイエルフに会ったのか!?」
僕
「ええ。」
グルラ
「ジャブル大陸でもエルフ以外でハイエルフと会ったのはアキラが初じゃないか。
滅多に表には出てこないらしいぞ。」
僕
「出不精なんですね。」
グルラ
「出不精、、、
なんか違う気がするな。
まぁいい。
伝説的な存在ってのは尾びれや背びれが勝手につくみたいだからな。
現実はそんなもんかも知れん。」
僕
「ジャブル大陸の奥地は閉鎖的なところが多いみたいだから、情報も正確には入ってこないんじゃないかな。」
グルラ
「もう少し社交的になってくれてもいいと思うんだがな。」
僕
「あっ、でも、美味しい料理食べさせたら、エルフの1人がついて来たいって言ってきたから、里の外には美味しいものや楽しいことがあるよって伝われば、少しは社交的になるかも。」
グルラ
「まぁな。
ただ、あの距離で美味しいものを届けるのはハードルが高いな。
それにうまくいって、村から人が流出し過ぎてもバランスが崩れるからな。」
僕
「そっか~。
確かに過疎化が進むのも問題だよね。」
グルラ
「まぁ、気長にやっていくよ。
さてと、そろそろ行くんだろ。
あんまり足止めしても悪いからな。
いつでも遊びに来い。
ついでにセントラル大陸の物品を持ってきてくれたら、なお良しだ。」
僕
「わかりました。
また来ますね。」
グルラ
「じゃあな。」
グルラさんの部屋を出ると、ジランさんが倉庫まで案内してくれました。
しかも、さりげなく欲しい物品リストまで渡してきた。しっかりしてるね。
予想以上に種や苗は用意してくれてました。
わざわざ倉庫に入れたのは大きめの苗木がいくつかあったからだね。
これは実験農場のミトさんとモルガンさんに渡そう。
僕
「ジランさん、ありがとうございました。」
ジラン
「いえいえ。
いつでも遊びに来てください。
グルラ様も楽しみにされているでしょうから。」
僕
「わかりました。
また来ますね。」
とりあえず、倉庫にあった種や苗はすべてマジックバックに収納。
とりあえず、ダンジョンに戻ろう。
実験農場に持っていくのは、ダンジョンを攻略して、チーランさんからも種や苗を受け取ってからだね。
ティモンの街で遅めのランチ。
それから街を出て、それからダンジョンマップを使用。さすがに目の前で転移を使うのは差し控えました。
ダンジョンには今日は少ししか入れないね。
少しだけ階層を進めて終了。
まぁ、ダンジョンって暇なんだよね。
移動は時間がかかるけど、特に何かが起こることもないし。
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