一時帰宅

翌朝。

僕とベルはダンジョンに向けて出発。

すぐに到着しました。


本当に近いね。

普通に歩いて行ける距離だ。

エルフたちが通っているんだろうね。

簡易な道が里から出来ている。

僕は飛んで行くから関係無いんだけど。



ダンジョンに到着!

ちゃんとダンジョンマップに登録されました。これで目的は達成だね。

攻略はモンスターチームも呼ぶ予定です。


「じゃあ、帰ろうか。」


ベル

『はぁ?

何を言ってるんだ?

今着いたばかりだろ。』


「大丈夫。

また来るから。

行くよ。」


僕はリターンポイントを使用して、パエルモに帰還しました。


ベル

『何がどうなってるんだ???』


「僕のスキルだよ。

ここはパエルモって街で、僕の家がある場所さ。

エルフの里からはかなり遠いよ。」


ベル

『転移するスキルか、、、

なんでも出来るな。』


「いやいや、これも色々制約があるんだよ。

いつでもどこでも転移出来る訳じゃないからね。」


ベルと話をしながら、満腹亭に到着。

今は開店準備で忙しい時間だ。


「ただいま。」


アリエッタ

「おかえりなさい。

思ったより遅かったね。」


アリエッタさんが店の前を掃除していた。


「色々あったんだよ。

報告は夜にするね。

あっ、新しい従魔のベル。

よろしくね。」


アリエッタ

「また従魔が増えたんだ。

かわいい男の子じゃない。

みんなに紹介しようか。」


「そうだね。

全員いる?」


アリエッタ

「大丈夫だよ。

みんな中にいるから。」


「じゃあ」


僕はアリエッタと話をしながら店内へ。


「ただいま。」


みんな

「「「おかえりなさい」」」


みんな開店準備で忙しいながらも手を止めて、歓迎してくれている。


「ごめんね、忙しい時に。

えっと、新しい従魔のベル。

よろしくね。」


そっぽ向いているベルの頭を押さえて礼をさせる。


マユラ

「反抗期の子どもって感じ?」


アイラ

「だが、強い力を感じる。

進化前という訳ではなさそうだな。」


「細かい報告は夜にするね。

今は忙しいだろうから、そのまま開店準備を続けて。

その間に従魔の登録を済ませてくるから。」


ルーシュ

「確かに、強い力を持つモンスターが従魔の証を着けずに街中をウロウロするのは問題ですね。」


リィズ

「アキラ様、

今日の夜に食べたいものはありますか?」


「久しぶりに鍋かな。」


フィオ

「わかりました。

じゃあ、鍋の準備をしておきますね。」


「やったね♪

じゃあ、冒険者ギルドに行ってきます。」


みんな

「「「行ってらっしゃい。」」」




早速、冒険者ギルドへ。

冒険者からは変な目で見られるね。

まぁ、子ども連れで冒険者ギルドに来る人はなかなかいないからね。


でも、慣れたもんで、すぐにギルドマスターのロイズさんの部屋に案内してもらえた。

あんまり冒険者ギルドも来ないけど、職員さんには覚えてもらったみたい。


ロイズ

「今日は、、、

その子どものようなモンスターのことかな?」


「新しくテイムしました。

登録お願いします。」


ロイズ

「いったい何体従魔を増やせるんですか?」


「今のところはこれで打ち止めかな。」


ロイズ

「は~、

とりあえず確認と登録作業は行います。

しかし、

次から次へと、まったく知らないモンスターを集めてきますね。

どういうモンスターなんですか?」


「ベルはベルゼブブってモンスターだよ。

悪魔の突然変異みたいな感じらしいけど。

400年前にハイエルフに封印されて、最近復活したんだよ。」


ロイズさんが頭を抱えて固まってしまった。


「どうしました?」


ロイズ

「・・・どこから質問すればいいんですかね。ツッコミどころがあり過ぎて頭が追いつきません。」


「すいません。

落ち着いたらツッコミお願いします。」

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