セリスの準備

とりあえず、

セリスさんが落ち着くのを待ちましょう。


「ここを出たら服とか生活必需品をそろえようか。

後、得意な武器とかある?」


セリス

「武器は一通り使えます。

素手での戦闘も可能です。」


さすが暗殺者。

しっかり教育されてるんだね。


「じゃあさ、

ナックル用意するからそれでもいいかな?

飲食店だから武器を持ち歩く訳にもいかないし。」


セリス

「ありがとうございます。

ナックルも得意武器の1つです。」


「よーし、

ダンジョンに行こうか。」


さっそく、ジュカーイのダンジョンにダンジョンマップを使って移動した。

ジュカーイにした意味はあんまりない。

せっかくだから、ドバン帝国とは全然違う料理をセリスさんに食べさせてあげよう、程度のことです。


セリス

「なっ!?

何が起きたんですか??」


「僕は一度行ったことのあるダンジョンには一瞬で行けるんだよ。

ここはアカツキ王国のジュカーイにあるダンジョンだよ。

今日は宿を取って明日からダンジョンスタートね。」


僕らはジュカーイの街で色々とダンジョン向きの服とかを買いそろえていく。

だいたいそろった時点で宿に戻って夕食だ。


「明日の朝からダンジョンね。

セリスさんをサポートしてくれる従魔を明日の朝、紹介するよ。

僕はちょっと他でやることがあるから、3日間は従魔とダンジョンに入ってて。

4日目は僕も入るから。」


セリス

「わかりました。」



翌朝。

ボゥ以外はモンスターチーム集合しました。


「リン。

セリスさんを奥まで連れて行って。

無理のない範囲で3日間移動優先で。」


リン

『りょ~かい。』


「ドラはそのサポートね。」


ドラ

『任せとけ!』


「他のメンバーは好きにダンジョンを楽しんでて。」


ガウ・ハナ・ゲコ

『『『わかった。』』』


「じゃあ、セリスさん、

リンの指示に従ってダンジョンを進んでおいて。」


セリス

「承知しました。」



僕はみんなと別れて、パエルモに戻った。

まずはコーラル商会。

セリスさんのお部屋の手配や家財道具なんかを用意してもらうように依頼した。


更にガンズ工房を訪問。

ベルン王国まで飛びました。

ガンズ工房のメリルさんに前回と同じ白手袋を注文。これを標準装備にしよう。

王都の店のフロア担当はタキシードに白手袋をユニフォームだ。

満腹亭はファミレスっぽいユニフォームだから、コンセプトの違いがわかりやすいよね。



翌日は実験農場を訪問。


「モルガンさん、

みんなを集めてもらっていいかな。」


モルガン

「承知しました。」


モルガンさんが従業員たちを集めてくれた。


「みんなにお知らせがあります。

再来週、お見合いパーティーを開催することになりました。」


ざわざわざわざわざわざわざわざわ


モルガン

「お見合いパーティーとはどういうことですか?」


「今、農村に嫁いでもいいという女性奴隷を集めてもらっています。

その女性たちとお見合いパーティーをして、双方が結婚の合意に達した場合、その女性奴隷を購入して、結婚。

この場所に連れてきます。

まだ何人の女性奴隷が参加してくれるかはわからないけどね。」


「「「おおぉぉぉ!!」」」


モルガン

「アキラ様、

ご配慮ありがとうございます。」


一同

「「「「ありがとうございます!!」」」」


みんな喜んでくれてるみたい。


「それから、

家を販売します。

今ミトさんが住んでるような家だね。

さすがに新婚でみんなと共同生活は問題あるからね。

価格は半額にしてます。

ローンってかたちで、みんなが戦争奴隷の役目を終えるタイミングで終わるようにしてます。」


モルガン

「つまり、半値で家が買えて、戦争奴隷の役目が終了してもそのまま使っていいと。」


「その通りです。

月々の返済額は微々たるもんだよ。

元々格安で作ってもらっているからね。

今の建物は食堂にして、全員分を当番制で食事を作る、とかにすれば効率的かな~、って考えてる。」


家は僕のマジックバックに入っている。普通は建てる場所に人と資材を集めて家を建てるけど、この家は資材置き場の近くでいくつも同時に作って、僕が回収しているから、かなり値段をおさえてくれてる。


みんな喜んでくれてるみたい。

大騒ぎしているよ。

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