性欲が、、、

今日は実験農場を訪問です。

実験農場は毎月訪問している。

ミトさんの里帰りのお手伝いもあるし、農場の状況確認もあるからね。


モルガン

「農場は順調です。

今のところハンドル群島で入手された種や苗、樹木などは問題なく成育しています。」


ミト

「品種改良はまだまだこれからだが、移した樹木はしっかり根付いておる。

ちゃんと実をつけているぞ。」


「カカオも問題無さそうだね。」


ミト

「ああ。問題ない。

これなら毎年収穫出来るぞ。」


カカオの実も収穫出来るんです!

カカオの実から作る物と言えば?

そう、チョコレート!

自家製のチョコレートが出来るようになればスイーツの幅が大きく広がるもんね。

楽しみで仕方ないね。


モルガン

「ビニールハウスの増設も順調です。

かなり増えてきましたよ。」


スタートした時はハウスが少なくて、ぶっちゃけ暇だったんだけど、着々とハウスを増やしている。

増やす為にモンスターの素材とフレイムランスは僕が確保してます。

ハウスの組み立てや土地の整備はみんながやってくれている。


カカオの木は追加で僕が購入している。

他にもミトさんと相談しながらどんどん拡大している。


3人で打合せをしていると、

ダッダッダッ

ガチャ


急に2人の若い男性が入ってきた。

若い男性はモルガンさんの下で働いている戦争奴隷たちだね。


モルガン

「なんのまねだ!

アキラ様と打合せ中だ!」


若い男性A

「アキラ様、ご無礼をお許しください!」


若い男性B

「どうしてもお願いしたいことがございます。話を聞いて頂けませんか!」


モルガン

「止めないか!」


若い男性A

「でも!」


若い男性B

「モルガンさんは全然言ってくれないじゃないですか?」


ミト

「まあまあ、モルガン。

話してぐらいはさせてやってもいいじゃないか。」


モルガン

「しかしですね。」


「モルガンさん、ありがとう。

まぁ、話だけは聞くよ。

で、何かな?」


若い男性A

「ありがとうございます!

実は、、、

女を抱きたいんです!」


若い男性B

「悶々としてたまらないんだ!

アキラ様も男ならわかるでしょ!」


「・・・えっ?」


モルガン

「ここは男だけでしょ。

衣食住が満たされて、欲が出ているんです。

女性とそういうことをしたいという声が特に若い連中から出ているんです。

しかし、戦争奴隷として我々は非常に恵まれた環境にいます。

立場を忘れているんです。」


「なるほどね。」


若い男性AB

「「お願いします!」」


2人がそろって頭を下げる。


「ちょっと相談して考えるから、少し待ってて。」


何度も頭を下げながら若い2人は退出していった。


モルガン

「すいません。

若いのが調子にのってしまって。」


「いえいえ、

気持ちはわかりますから。

僕も男なんで。」


モルガン

「まぁ、あまり気にしないでください。

我々は戦争奴隷として、恵まれ過ぎています。これ以上は望み過ぎです。」


「でも10年でしょ。

知り合いに対応を相談してみるんで、また来ますね。」


モルガン

「気を使わせてしまってすいません。」


その後、軽く打合せをして実験農場を出ました。




相談するなら、

ガロッソさんとかトマーシュさんかな。

さすがにイリーナさんに相談する話じゃないもんね。


さっそくコーラル商会へ。

お店にはトマーシュさんがいました。


トマーシュ

「やぁ、アキラ君。」


「こんにちは。

トマーシュさん、

今、ちょっとだけいいですか?」


トマーシュ

「大丈夫だよ。

どうしたんだい?」


「相談したいことがあって、、、」


簡単に事情を説明しました。

トマーシュさん、

いいアドバイスお願いします!

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