歓迎会

ようやく王都での仕事を終えて、パエルモに戻ってきました。


遅くなってしまったけど、3人の歓迎会を開くことにしました。

せっかくなので、ウィリアムさん一家やニコラスさん一家、ケント君、バーナード君たちと一緒に行うことにしました。



「こんにちは」


みんな

「「「こんにちは~」」」


今回はかなり大所帯になるね

ウィリアムさんたちが10人。

僕たち7人と従魔6体。

歓迎されるのが3人プラスモルトさんの家族3人。


当然、外でやりますよ。


準備している間、子どもたちは従魔たちと遊んでいる。

ん?

さりげなくエマさんまじって遊んでる。

まぁ、楽しそうだからいいか♪


子どもっぽいドラや面倒見の良いボゥが人気なのはわかるけど、ガウも人気だ。

ガウは困り顔だけど、子どもへの配慮は忘れていない。



今日の歓迎会のメニューはたこ焼き。

タコパです!


タコだけじゃないけどね。

タコ、エビ、カニ、ホタテ。

それとソーセージ、ハンバーグ、角煮。

魚介と肉系をバランス良く用意しました。

それにすべての中具は一度火は通してあるので、生地さえ固まれば食べられる。


鉄板は2つ用意してある。

スタートはリィズとフィオ。

さすがに2人は上手だよね。

屋外だから火加減が難しいけど、2人には問題無さそうだね。


パトリック

「くるくる回ってる~」


ロナルド

「僕もやりた~い!」


クララ

「おもしろ~い♪」


イリス

「私もやるやる!」


リィズとフィオがサポートに入りながら子どもたちも作っていく。なかなかうまくいかない。でも、2人がサポートするから、最終的にはちゃんと丸くなっている。


多少形が悪くても、全然オッケー。

みんなで楽しく作って楽しく食べる。

これがタコパの醍醐味だよね。


途中から僕とモルトさんに交代。

リィズとフィオばかりに負担はかけられないからね。

更にシヴァさんやシエラさんも手伝ってくれてる


途中から大人チームはお酒を開けてます。

ウィリアムさん、ニコラスさん、モルトさんのおじさんトリオは仲良さそうにしている。


マユラさん、アイラさん、エマさんのおねえさんトリオもお酒を飲んでいる。エリオさんはボーイのように主にエマさんの世話をしている。


アリエッタさん、ルーシュさん、リィズ、フィオは子どもたちと遊んでいる。

従魔たちも交えて走り回っている。



そろそろデザートかな。

たこ焼きプレートから平らな鉄板に変更。

生地を落として、くるくるっと広げる。

すぐに火が通るからね。

さっとひっくり返す。

表面が固まればいいからね。

すぐに鉄板から上げる。


クレープです。

クレープ生地

ホイップクリーム

フルーツ各種

コンポート

それを順番に並べて置いた。


子どもたちは順番に生地を受け取って、好きに乗せていく。

自分の好みで作れるデザートってテンション上がるよね。


エマ

「あ~~~!?」


エマさんがフルーツを乗せ過ぎて生地が破れるというハプニングが発生。

しかし、


エリオ

「ねえさん、大丈夫だよ。」


さすがのエリオさん。

エマさんが落とす前にお皿でキャッチしていた。


みんな

「「「おおぉぉぉ!」」」


パチパチパチパチパチパチパチパチ


エマ

「エリオ、ありがと~。」


ニコニコのエマさん。

そんなエマさんにエリオさんがいつもは見せない優しい笑顔を見せる。

お客さんにもそんな笑顔で対応して欲しいけどね。


マユラさんが驚いていたけど、エマさんはものすごくお酒に強いらしい。

がばがば飲むし、まったく顔色も変わらないらしい。

ちなみにエリオさんはまったく飲めないらしい。少し飲むと寝てしまうらしい。過去に数度、エマさんに飲まされてダメだったらしい。


夕方には片付けをして終了しました。

たまにはこういうパーティーもいいね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る