閃光の勇者

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

引き続きは別人の話です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


マサキ

「お前が狂嵐のボウザーだな!」


ボウザー?

「・・・そうだ。

貴様は何者だ?」


マサキ

「閃光の勇者マサキ!

お前を倒しにきた!」


ボウザー?

「ふふふ、勇者か。

勇者が単身やってくるとは、、、

手柄をあげるチャンスだな。」


マサキ

「勝てたら手柄だろう。

だが、勝つのは俺だ!」


マサキが剣を引き抜き駆け出す。


ボウザー?

「くらえ!」


ボウザー?が生み出した風の刃がマサキに迫る。

マサキは横っ飛びし転がりながら避ける。


ボウザー?

「まだまだ!」


次々に風刃を放つ。

しかし、マサキは避け、剣で斬り払い、当たらない。


マサキ

「なかなかの威力だ。接近出来ない。」


ボウザー?

「どうした!

逃げ回るだけでは勝てないぞ。」


マサキ

「なめるなよ!

スタードライブ」


マサキの体が輝き、素早さが強化される。

素早さが増したマサキは次々に風の刃を避けて、ボウザー?との距離を詰める。


マサキ

「もらった。」


ボウザー?

「甘い!」


マサキが剣を振るうが、ボウザーが槍で弾き飛ばす。


ボウザー?

「俺は魔法よりも、槍の方が得意でな。

フンッ!」


マサキ

「くっ!?

やるな!

だが!」


マサキも槍を避けて、更に懐に飛び込む。

ゼロ距離でのボディブロー。

マサキの拳がボウザー?の腹にめり込む。

だが、致命傷には程遠い。

ボウザー?が前蹴りを放ち、マサキを押し返す。

ボウザー?がそこを薙ぎ払う。

マサキが避ける。


マサキは一旦距離を取る。


マサキ

「セイントショック」


ボウザー?

「エアロボム」


双方の魔法がぶつかり合い、消滅する。

両者かまわず次々に魔法を放つ。

いくつもの魔法が飛び交い、周囲を破壊していく。


互角。

魔法戦では決着はつきそうにない。

状況を打開しようと動いたのはマサキ。


マサキ

「スタードライブ」

「ホーリーブレード」


マサキの素早さが再び上昇。

更に剣を光が包み込む。剣に光属性の魔法効果が追加された。


ボウザー?

「エアロボム」


マサキ

「ハッ!」


マサキは光を帯びた剣で魔法を切り裂く。

更に距離を詰める。


マサキ

「ブレイブソード」


ボウザー?

「スパイラルストライク」


マサキの剣が輝きを増す。

ボウザーの槍は穂先を中心に螺旋状の風が生まれる。


相討ち。

両者が吹き飛ぶ。

互いに少なくないダメージを負っている。


ボウザー?

「どうだ!

もう立っているのがやっとだろう。」


マサキ

「はー、はー、はー、

この程度のダメージで、倒れはしない。」


マサキは強気な言葉を吐くが、今にも膝をつきそうな状態だった。


ボウザー?

「そろそろ終わりにしてやろう。」


マサキ

「まだまだ!」


マサキの体が優しい光に包まれる。

一気にHPが回復していく。


カナ

「間に合った!」


ユウキ

「どうやら俺の出番を残しておいてくれたみたいだな。」


レガード

「千載一遇のチャンスです。

畳み掛けましょう。」


マサキ

「みんな、次で決めるぞ!」


3人

「「「おう!」」」


マサキ

「ブレイブソード」

ユウキ

「十文字斬り」

レガード

「フレイムナーガ」


3人の一斉攻撃をさばく力はボウザー?にはない。なんとか防御姿勢をとるのがやっとだった。


なんとか耐えたボウザー?。

しかし、

マサキ

「シャイニングブレード」

ユウキ

「三段斬り」


マサキとユウキの追撃。

もはや対応する力は残っていない。

マサキとユウキの技は完璧にボウザー?を捉えた。


ボウザー?

「く、くそぅ、、、」


ボウザー?は倒れ、動かなくなった。


レガード

「マサキさん、勝利の宣言を!」


マサキ

「狂嵐のボウザー、討ち取ったぞ!!!」


おーーーーーー!!!

周囲に歓声があがる。

魔族の幹部、狂嵐のボウザーを倒したことで人間の連合軍の士気が一気に上がる。


逆に魔族たちにはこの混乱を立て直す存在はいない。


マサキ

「まだ戦いは終わってないぞ。

この勢いのままに突き崩そう!」


ユウキ

「まだまだ暴れ足りないな~。

もっと強い敵はいねぇのかよ。」


カナ

「ふふふ、苦戦してたくせに。」


ユウキ

「ピンチのフリだよ。

全然余裕だったぜ。」


レガード

「無駄話はそこまでです。

周囲は敵だらけですからね。」


マサキ

「俺たちがいる限り負けはしない。

このまま敵を倒すぞ!」

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