ただいま我が家

ダンジョンに潜り続けて4日目。

ゲコが進化を迎えた。

進化先は2つ。


カエル親分

親分になった。


真カエル忍者

カエル忍者の真の姿。


う~ん

親分と真。

どっちもどっちかな。

どちらを選ぼうか、迷ってしまう。


「カエル親分で!」


ゲコの姿が変わっていく。


「えっと、、、」


可愛くはない。

間違いなく。

少し大きくなった。

どてらを着て、煙管をふかしている。

黒装束じゃなくなった分、顔はドスが効いている。


ゲコ

『よろしくお願いいたしやす。』


渋い声が似合っている。


『ゲコ

 カエル親分


 HP  52/52 +20

 MP  51/51 +20

 力 53 +24

 丈夫さ 52 +24

 魔力 52 +24

 魔法抵抗力 52 +24

 素早さ 66 +30

 器用さ 66 +30


 スキル

 水泳 レベル2

 舌 レベル6

 毒攻撃 レベル3

 隠密 レベル6

 即死攻撃 レベル3

 忍術 レベル3

 剣術 レベル3

 巨大化 レベル1

 子分 レベル1』


素早さと器用さが高い。

巨大化はドラで知ってるけど、子分って何?

ハナの株分けに近いのかな?

今後検証だね。



アリエッタさんとルーシュさんもかなり戦えるようになってきた。基準はないからよくわからないけど、2人が自信を持てたのは良かったと思う。


僕も山盛りのお宝と魔石を手に入れた。

今回はお留守番メンバーも多いから僕が手に入れた魔石はまだ手付かずだ。



「それじゃ、そろそろパエルモに帰ろうか。」


アリエッタ

「また空を飛んで行くの?」


「いや、スキルで一瞬で帰れるよ。

忘れ物すると大変だから、しっかりチェックしてね。」


アリエッタ・ルーシュ

「「はい。」」



僕らは宿を引き払い、街の外へ。


「じゃあ、帰るよ。」


みんなが頷く。


そして、光に包まれ、

次に目を開けるとパエルモだった。

やっぱりリターンポイントは便利だね。


「ただいま~。」


みんな

「「「「お帰りなさい!」」」」


出迎えてくれる人がいる幸せ。

4人が笑顔で迎えてくれた。


「新メンバーを紹介しないとね。

アリエッタさんとルーシュさん。

それでこっちが、

アイラさん、マユラさん、リィズとフィオ。リィズとフィオが料理人でアイラさんとマユラさんがホール担当。

アリエッタさんとルーシュさんは2人にいろいろ教えてもらって。」


アリエッタ・ルーシュ

「「よろしくお願いします。」」


マユラ

「気楽にいこ。

私達も元々奴隷だし。」


「明日にでもデラーノさんのお店で歓迎会しようか。」


リィズ

「いいですね!」


フィオ

「明日朝、お伝えしておきます。」


「よろしくね。

じゃあ2人の部屋に案内するね。」


アリエッタ

「私達に部屋があるの?」


アイラ

「1人1部屋もらっている。」


ルーシュ

「アキラ様ありがとうございます。」


「ようやくこれで3階が埋まったね。

マユラさん、アイラさん、今度の休みに買い物に付き合ってあげて。

いろいろ足りない物もあると思うから。」


マユラ

「そうね~。

色々買い出しに行きましょう。」


アリエッタ

「よろしくお願いします。」


アイラ

「2人の実力はどうなんだ?」


アリエッタ

「レベルは50まで上げてもらいました。

モンスターの相手はかなり慣れたけど、対人戦闘の経験はないわ。」


アイラ

「冷静に分析出来ているな。

十分だ。」


「アイラさんは元帝国軍人だから頼りになるよ。」


アリエッタ・ルーシュ

「「よろしくお願いします。」」


とりあえず、アリエッタさんとルーシュさんを部屋まで案内して終了。

僕も久しぶりに自分の部屋で休めるね。



翌日、僕も久しぶりにお店に立った。

と言ってもレジだけどね。

アリエッタさんとルーシュさんもホールで頑張ってた。

マユラさんやアイラさんがサポートして、色々教えてくれてる。

僕は教えられないけどね。


特に問題もなく平和な日常が戻ってきた。

やっぱりホール担当が4人いると安定する。

お店は相変わらず混雑しているけど、上手く対応出来てると思う。

モンスターたちは気楽に狩りに出かけている。みんなでレッドドラゴンを狩ってるらしい。

ボゥだけはお店に残ってる。どうもそういう性格らしい。まぁスキルも回復とか結界だから攻撃向きじゃないしね。

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