退屈・・・
ドラ
『退屈だわ~』
リン
『私もたまにはパァーッと暴れたいな。』
モンスターチームからクレームが入りました。ドラはだいたい外で好き勝手に飛び回っているはずだが?
リンはお店を手伝ってもらっているからわかるけど。
想定以上にお店が人気でアイラさんとマユラさんだけでは店内が回せないのだ。
リンとハナ、それに時々、僕がヘルプで入って対応している。
う~ん。
リンやハナの気分転換にダンジョンで大暴れするのもいいかもしれない。
ゲコも進化させたいし。
でもその間のお店が大変だ。
そもそもモンスターに頼らないとダメな時点で人を増やさないといけなかったよね。
反省。
僕
「と、言うことで奴隷を探して鍛えて連れて来ます。」
マユラ
「奴隷は決定事項なのね。」
僕
「僕にフリーで人を見つけてくるコミュニケーション能力は無いからね。」
アイラ
「またアルバンのハマンド商会に行くのか?」
僕
「僕はあそこしか知らないし、今のところハズレなしだからね。」
マユラ
「ハマンドさんによろしく言っといて。」
リィズ・フィオ
「「お願いします。」」
僕
「オッケー。
じゃあ行ってくるよ。」
今回は僕、ガウ、ドラ、ゲコ。
リンとハナはお店のお手伝い。
ボゥはミルク担当だ。
今の僕ならアルバンまで1日かからない。
夕方頃に到着出来た。
ハマンド商会を目指す。
店員
「奴隷をお探しですか?」
ぐいぐいくる店員さんだな。
ちょっと苦手かも。
僕
「えっと、、、そうです。」
店員
「では、こちらへどうぞ。」
応接室に案内された。
店員
「どのような奴隷をお探しですか?
各種取り揃えていますよ!」
僕
「えぇっと、、、
その、、、
お店の手伝いが、、、」
ついゴニョゴニョとなってしまう。
店員
「わかりました!
お兄さんのご希望に応えますよ!
ご予算と人数はどの程度でしょうか?」
あれで伝わったの?
この店員さん凄い理解力なのか?
僕
「2、3人かな?
よ、予算は、、、
えっと、、、
その、、、考えてなくて、、、
いくらでもよくて、、、」
店員
「なるほど!
わかりました!
候補を連れて来ますので少々お待ちください!」
なんだろう?
あの自信?
僕には伝わっていない自信しか無いのに。
しばらく待つと、
先ほどの店員さんが戻ってきた。
連れて来たのはセクシーな衣装のお姉さん5名。目のやり場に困ります。
どうしよう?
店員
「素晴らしいでしょう!
当店自慢の美姫たちです!
どの娘にされますか?」
僕
「えっ、あっ、その、、、」
「一旦戻りましょう!!」
大きな声が響く。
この声は、
僕
「ハモンドさん!」
店員とセクシーな女性たちが退場していく。
ハモンド
「大変失礼致しました。
どうも、うちの若い店員が勘違いをしたようでして。
ちゃんとご希望に合わせた人材をお連れしますね。今回も店員と護衛を兼任できる人でよろしいでしょうか?」
僕
「あ、はい。
お願いします。」
しばらく待つと4名の女性を連れて来た。
ハモンド
「今回の候補はこちらの4名です。
1人目はアリエッタ。
ガンナー、レベル15。
価格6万ウォンカ。
2人目はルーシュ。
赤魔道士、レベル4。
価格は2万ウォンカ。
3人目はマホ。
高位魔道士、レベル29。
価格は50万ウォンカ。
4人目はバレッタ。
ブレイカー、レベル46。
価格は要相談です。」
僕は今の並びで1人知っている人がいた。
3人目だ。
確か、赤沢真歩。
元クラスメートだ。
もちろん仲が良かった訳ではない。
まったく接点がなかった部類の女子だ。
出来れば関わりたくないな。
僕
「とりあえず、
奴隷になった理由と価格の高い低いの理由を教えて頂けませんか?
特に、前半の2人は異常に安かったんですけど。」
ハモンド
「おっしゃる通りですね。
誠実な商売がモットーのハマンド商会です。
しっかりと説明致しますよ。」
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