予算が、、、

ロイズ

「アキラ君、

もう少し自覚を持つべきだよ。

どう見ても進化しているよね。

4体のモンスターを連れて、

それも強力な個体ばかりだ。

正直、君たちが本気で暴れたら、この街の戦力を総動員しても押さえ込めるか不安だよ。」


「大丈夫ですよ。暴れませんから。」


ロイズ

「例えです。

ですが、自分が特筆すべき戦力になっていることは自覚しなさい。

さてと、今からモンスターのチェックをしてくるので、少し待っていてください。」


ロイズさんがチェックしていく。


ロイズ

「間違いなく君にテイムされているよ。

首輪のサイズを変更しておいたよ。」


「ありがとうございました。」


そして宿屋に到着。

久しぶりの白雲亭。

なんか落ち着くな~。

料理も久しぶりに食べると美味しいね。



翌朝。

コーラル商会に向かった。

コーラル商会には、


「リィズ!

フィオ!」


リィズ・フィオ

「「アキラ様!」」


久しぶりの再会。

まだ2ヵ月ぐらいだけどね。


「元気にしてた?」


リィズ

「はい、デラーノさんも優しくしてくださいました。」


フィオ

「料理も接客も教えて頂けてます。」


「僕の方も色々準備出来たよ。」


ガロッソ

「再会を喜んでいるところ申し訳ないが、時間が無いから、さっさと本題に入ろうか。」


「本題ってなんですか?」


ガロッソ

「山ほど言うことはある。

まず、金を稼ぎ過ぎだ。

ざっくり10億ウォンカを超えている。

これでおまえ、ギルドランクFだろ。

さっさと上げないとさすがにまずい。

ギルドマスターとの話には俺も立ち会う。

最低でもDランクにはしたいところだ。

それと、

露店じゃなくて店を買ってしまえ。

その方が落ち着くだろう。

不動産屋はこちらで紹介してやる。

おまえの資産なら余裕だ。

それとデラーノから、もう少し2人を鍛えたいらしい。今いい感じで成長しているらしい。」


ガロッソさん、

色々言い過ぎ。。。

情報が多くて処理が追い付かないよ。


「ガロッソさん、

多過ぎです!?

ちょっとずつお願いします。」


ガロッソ

「わかった。

まず、この後、俺と商人ギルドのギルドマスターに会いにいく。

そこでギルドランクをDまで上げてもらう。

いいか?」


「わかりました。」


ガロッソ

「次にリィズとフィオだ。

デラーノがもう少し鍛えたいらしい。

どうだ?」


「リィズとフィオ次第かな。

まだ店もないから慌てる必要は無いし。

2人はどうかな?」


リィズ

「可能なら、もう少しデラーノさんに習いたいです。」

フィオ

「まだまだ教わることは沢山あります。」


「じゃあ、引き続きデラーノさんにお願いしようかな。」


ガロッソ

「よし、デラーノに伝えておこう。

今日の夜、またデラーノの店で一緒に飯を食うか?」


「いいですね。

食べに行きたいです。」


ガロッソ

「よし、予約しておこう。

最後にだ。

露店じゃなくて店を買え。

十分予算はあるし、

店舗兼住居にしたらいいだろ。

ギルドランクDにしておけば問題なく購入できる。」


なるほど、

だからギルドランクをまず上げに行くのか。

店舗兼住居か~。

確かに、ずっと宿屋暮らしってのもね。

自分の家。

自分の店。

憧れるね。


「確かに買えるなら、買いたいな。」


ガロッソ

「大丈夫だ。

不動産屋には声をかけている。

昼から行ってこい。

イリーナも同行させてやる。」


「助かります!

大きな買い物だから、イリーナさんがいると安心です。」


ガロッソ

「よし、俺の用件は以上だ。」


ガロッソさんがやりきった感じを出している。



「そうだ。

皆さんにお土産があるんです。

もちろんリィズとフィオにもあるよ。」


ガロッソ

「おお、気を使ってもらって悪いな。」


「ガロッソさんには腕輪。

マヘリアさんにはブローチ。

トマーシュさんには財布。」


マヘリア

「あら!? 可愛いじゃない。

ありがとう。」

トマーシュ

「私にまであるんですか。

すいませんね。」

ガロッソ

「見たこともない腕輪だな。

ありがとよ。」


横で頭を抱えているイリーナさん。

どうしたの?

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