ダンジョン突入

宿屋でイリーナさんも合流して一緒に夕食です。


アイラ

「あれだけ買い食いして、よく夕食が食べられるな。」


マユラ

「底無しの食欲だね。」


宿屋の食事は露店よりがは薄味だった。

でもパエルモよりがは濃いけどね。

量も多い。

全部食べるけどね。



イリーナ

「明日からダンジョンですね。

1つの階層をクリアするのに2~3時間は必要なようです。

1日3~4階層更新を目指しましょう。」


「まずは40階だね。」


イリーナ

「そうですね。

くれぐれも無理はしないようにしてください。最初は物足りないモンスターばかりだと思いますが。」


「ありがとうございます。マイペースで行きますよ。」


ボゥがいるからな~。

もう少し速いペースでクリアしたいな。

だって1日4階層だと40階層まで10日かかる訳でしょ。

日数がもったいない。

頑張ってみよう。


イリーナ

「それと、冒険者が殺される事件が何件も発生しているようです。

くれぐれもご注意ください。」


「怖いね。

でも、なんで冒険者が殺されるんだろう?」


イリーナ

「今回の理由は不明ですが、

そもそも冒険者はよく狙われます。

装備を含め、所持している資産は高額ですからね。」


確かにアイラさんやマユラさんの装備も高かったもんね。


「気をつけます。」




そして翌朝。


僕らはダンジョン入口に。

ダンジョンには大きくて重たそうな門が用意されている。

聞いたら、モンスターが溢れ出てきそうになった時のための備えらしい。

ダンジョンに入る時、1人10ウォンカ必要だった。モンスターたちは無料ですよ。


ダンジョンは不思議なところだった。

地下なのに明るい。

と言うか青空が広がっている。

階層によって違うらしい。


ボゥの爆走!

ガンガン走っていく。

僕らは乗っているだけ。


1階は安定の角うさぎ。

狩る必要はないね。


とにかくボゥが走り続ける。

結果6階層突破。

7階にたどり着いたところで帰還しました。

転移陣で戻るとイリーナさんが待ってくれていました。


2日目

7階からスタート。

そして13階に到着。


3日目

13階からスタート。

そして19階に到着。


4日目

19階からスタート。

そして24階に到着。


ガウたちの威嚇が通用しなくなって、スピードが落ちてきた。

明日からはモンスターを倒しながら進もう。

なにせこの4日間、ほとんど収入無しだからね。


5日目

24階からスタート。

リンとドラが周辺を探りながらルートを調べる。ガウは牛車のサポート。

僕は牛車の前を走りモンスターを倒していく。


マユラ

「私たちって護衛よね、、、」


アイラ

「言うな。」


解体は時間がかかるので無し。

2人にはドロップアイテムを拾ってもらっている。


28階に到着。


6日目

オフにしました。

たまには休息も必要でしょ。


7日目

28階からスタート。

32階に到着。


8日目

32階からスタート。

36階に到着。


9日目

36階からスタート。

39階で初めてボスと戦うことになりました。

いつも通りボス部屋に入ると急にドアが閉まってびっくりしました。


ボスは『タコソードマン』

大きなタコが8本の腕に剣を持ち、振り回すモンスターだった。

8本の剣の波状攻撃が持ち味。

回避や防御は困難だ。


僕は避けないけどね。

斬られながらも、無視して叩く。

ぬるっとしていて打撃はダメージ半減かな。

それでも無心に叩くだけだけどね。


倒すと、

モンスターの死体が消えて、

宝箱が現れた!


感動だね!


「さっそく開けてみようか!」


マユラ

「何が入ってるのかな?」


アイラ

「開けてみてくれ。」


「いくよ!」


寸胴鍋でした。


40階に到達してダンジョンを脱出。

イリーナさんに渡すと、


イリーナ

「ボス宝箱品ですね。

わかりました。

ただの鍋ではないでしょう。

鑑定を依頼してみます。

結果は明日の夜報告しますね。」


ボス宝箱の寸胴鍋。

なんかドキドキしちゃうね。

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