だいたいのことはお腹いっぱい食べれば解決しそうです

レベルアップ

冒険者はレベル20突破を目指す。

何故か。

冒険者ランクCに上がるための最低条件と言われているからだ。

そして、Cランクというのは一流冒険者と呼ばれており、大半の冒険者はCランクまで上がれず、Dランクで生涯を終えてしまうのだ。

上にS、A、Bと3ランクあるが、ここまで上がれる冒険者はごく一握り。

特に標準職の冒険者にとってはCランクが実質のゴールと言われているのだ。

一般に目安として

Fランク　レベル5未満

Eランク　レベル5～10

Dランク　レベル10～20

Cランク　レベル20～30

Bランク　レベル30以上

冒険者の理想のコースは、

Cランクまで冒険者ランクを上げて、有力商人のお抱え護衛になるか、仕官して国や貴族に雇ってもらうか、だそうだ。

ずっと冒険者を続けるのは肉体的にも金銭的にも厳しいらしい。

・・・僕にはあんまり関係無いけどね。

ちなみに、ここら辺の知識はアルバンのディーンさんに教えてもらいました。

翌日。

朝出発したら、昼前にはゴーレムの庭に到着しました。

サンドゴーレムはすぐに出てきた。

とりあえず最初は僕が戦ってみた。

ドン！

メイスを一振りで倒せました。

余裕の勝利。

とりあえず牛車で奥に向かいながら、見つけたサンドゴーレムを倒していく。

僕が転ばせて押さえ込み、リィズとフィオがショートソードで斬りつけてトドメをさす、そんな流れだ。

しばらく進むとストーンゴーレムが出てきた。やることは一緒。

ガウとリンは2人がゴーレムに攻撃している最中に他のゴーレムが乱入しないように警戒をしてくれた。

リィズとフィオは簡単にレベル10を突破。

まあ、レベル20になれるエリアだからね。

当然と言えば当然かな。

リィズ

「包丁レベル1というスキルを獲得しました。」

さすが料理人。

そのまんまだ。

フィオ

「私は清掃レベル1というスキルです。」

掃除のためのスキルか。

やっぱり職業により手に入るスキルは様々だね。

『市民』もレベルを上げれば、もう少しマシなスキルが取得出来るのかな？

ちなみに愛想笑いは既にレベル4に上がっている。いっぱい使っているからね。

どんどん進んでロックゴーレムの生息エリアに突入。

僕が転ばせて押さえ込み、リィズとフィオがトドメをさすスタイルはそのままです。

『手加減レベル1を取得した。』

聞き慣れた声が頭に響いた。

ステータスを確認すると

『手加減　レベル1

　倒さないように加減出来る。』

これはいい！

ゴーレムのHPをギリギリまで減らせると効率が格段に上がるからね。

どんどんロックゴーレムを倒していく。

すると今度は、

『ガウが進化出来ます。

　進化先を選んでください。』

きた～～！

この瞬間はテンション上がるわ～。

『シルバーウルフ

　多彩な攻撃が可能。

　総合的に能力が上昇する。

　フロストウルフ

　氷属性に特化している。

　魔力を中心に上昇する。

　ホワイトタイガー

　単体での戦闘能力が上昇する。

　HP、丈夫さを中心に上昇する。』

んん？？

最後、虎だよね？

狼から虎に進化するの？

モンスターの進化ってこと不思議だな～。

でも、オオカミは辞めて欲しく無い。

シルバーウルフかフロストウルフの2択だな。氷属性に特化するか、多彩な攻撃を目指すか。

よし、

「シルバーウルフに決めた！」

『ガウ

　シルバーウルフ

　HP 　24/24　＋10

　MP 　20/20　＋10

　力　24　＋11

　丈夫さ　19　＋10

　魔力　20　＋11

　魔法抵抗力　19　＋10

　素早さ　25　＋11

　器用さ　18　＋10

　スキル

　連携　レベル3

　ダッシュ　レベル3

　氷耐性　レベル1

　氷魔法　レベル1

　風魔法　レベル1』

凄い！

過去最高の能力アップ！

しかも氷魔法と風魔法の2種類が使えるようになってる。

さすが多彩な攻撃！

これなら戦力として大幅アップ間違いなし。

見た目は一回り大きくなってうっすら輝く美しい毛並みになっている。

かなりカッコいい。

これからもよろしくね。