リンの進化

リンの進化先を決めたぞ。


「リンの進化はシャドウバットだ!」


リンの体が光に包まれる。

そして、光がおさまるとリンが一回り大きくなっていた。


ステータスを確認しよう。


『リン

 シャドウバット


 HP  14/14 +5

 MP  15/15 +5

 力 11 +5

 丈夫さ 11 +5

 魔力 18 +8

 魔法抵抗力 12 +5

 素早さ 22 +8

 器用さ 12 +5


 スキル

 夜目

 吸血 レベル2

 闇魔法 レベル2

 隠密 レベル1

 立体機動 レベル1』


ガウの時とは違い、上昇幅が大きい。

しかもスキルが2つ増えてる。

これってかなり強くなったかも。


リン

『強くなったよ~。』


満足の進化だね。

帰り道、角うさぎとか何匹かを仕留めて戻った。


街まで戻ると門番の人に叱られた。

もう少し早く帰るように、だってさ。


赤豚亭に到着した時にはもう夜でした。


マヘリア

「遅くまで頑張ったのね。

でも早くしないと夕食の時間が終わっちゃうわよ。」


「ええっ!」


ロック

「俺が荷物の処理しましょうか?

素材の売却もあるだろ。」


マヘリア

「いいわよ。アキラもいい?」


「お願いします。」


ロック

「じゃあ売却するドロップアイテムだけ下ろしとくぞ。って、ええっ!?」


バニング

「どうした?」


ロック

「ドロップアイテムが多過ぎだ!

1人じゃ下ろしきれねぇよ。」


マヘリア

「わかったわ。

私たちも行きましょう。

だいたい食べ終わったし、アキラは食べときなさい。

その間に査定も済ませておくわ。」


「何から何まですいません。

お願いします。」


荷物はリヤカーごとマヘリアさんたちに預けて食事を楽しみました。


パン

豚肉のソテー

スープ


レッドピッグのお肉のソテーはジューシーで美味しかったです。

スープは昨日と違ってゴロゴロお肉はなし。野菜メインでした。


ご飯を食べ終えてマヘリアさんたちを待っていると、ミレイさんに呼ばれました。


マヘリアさんの部屋に入るとみんなが待っていた。


マヘリア

「まずは今日は何があったのか教えてくれる?

山ほどドロップアイテムあるし、

ブラックバットもシャドウバットに進化しているし。」


「えっと~、西の森でゴブリンの群れを見つけて、倒したら、こんな結果になりました。」


マヘリア

「なるほどね。

納得は出来ないけど理解はしたわ。

それで買取り価格だけど60,000ウォンカでどう?」


「そんなにいいんですか?」


マヘリア

「逆よ。無茶苦茶安くしてるの。」


「どういうことですか?」


マヘリア

「ゆっくり売ればもっと高額になるわよ。

これだけ大量の武器を一気に売ると在庫が溢れるのよ。

だから、武器系は値段を下げてるの。

ポーションとかはそのままの値段で買い取るわよ。」


「それでお願いします。」


1日でお金持ちになりました。

元の世界でも持ったことのない大金を僕のカードに入金してくれました。


マヘリア

「大金はカードに入れときなさい。

それで小銭だけ持っておくと便利よ。

屋台のちょっとした買い物でカード使うのは嫌がられるからね。」


「なるほど。勉強になります。」


バニング

「それにしても、シャドウバットか。

強いモンスターを従えているな。」


「だいぶ強くなりましたよ。

戦闘がかなり楽になりました。」


バニング

「シャドウバットはDランクモンスターだからな。」


「Dランクモンスターってどれ位強いんですか?」


バニング

「商人ギルドと同じで、冒険者もモンスターもS~Fのランクで分けられている。

冒険者のFランクは新人だ。

少し慣れてくるとEランク。

Dランク以上は試験がある。

俺たちはCランクだ。

そして、その冒険者ランクなら問題無く倒せるモンスターをランクで表記する。

例えば、

角うさぎはFランク。

ゴブリンはEランク。

シャドウバットはDランクだな。」


「ブラックバット、ホワイトウルフ、グレイウルフは?」


バニング

「すべてEランクだな。」


「えっ?

ホワイトウルフとグレイウルフが同じランクなんですか?」


バニング

「そうだな。

平地に住んでいるか、寒冷地に住んでいるかだけの違いと言われている。」


なんかショックでした。

進化の選択失敗したのかな~。

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