お金を稼ごう

リィズとフィオ

偽善かもしれない。

でも買ってあげたい。


11,000ウォンカ。

高いな~。

もちろん手持ちでは足りない。

どうすれば用意出来るかな?

マヘリアさんたちに相談してみよう。


宿屋に戻ると丁度買い出しから帰ってきたロックさんがいた。


ロック

「よう、アキラ。

どうだった?」


「買いたい奴隷はいたんだけど、お金が足りなくて。

いい稼ぎ方ってあるかな?」


ロック

「まぁ、アキラの場合、

モンスター倒してドロップアイテム集めて、素材集めるのがいいんじゃないか。

本当は朝から出た方がいいんだけどな。」


「オススメの場所ってありますか?」


ロック

「まずは貸しリヤカー屋に行って、リヤカーを借りな。

この時間に余ってるリヤカーなら安く借りれるはずだ。

で、行く場所だが、街の東か西だな。

西は通ったから知ってるだろ。

森が近いから手軽なモンスターを倒しやすい。

東はもう少し大きいモンスターが多いな。

肉や革が売りやすいぞ。

アキラは素材を直接売れないから、夕方宿屋に持って来いよ。

代わりに売ってやるよ。

手数料はちょっと貰うけどな。

俺の遊び代だな♪」


「ありがとうございます。

じゃあ貸しリヤカーに行ってきます。」


僕が駆け出すと、


ロック

「その前に飯は食っとけよ~。」


ロックさんって面倒見が凄く良い。

すごいな~。


屋台で肉串を数本買って貸しリヤカー屋に行った。


確かに安かった。

半日で10ウォンカ。

目指すは西の森。


弱いモンスターを数多く倒したい。

出来れば剣をいっぱい手に入れたいな。

ポーションより高いし。


「ゴブリンをいっぱい倒したいな。

いい方法ないかな?」


ガウ

『ゴブリンは群れを作る。

大型の群れを狙えばいいのではないか?』


ナイスアイデア、ガウ!


「リン、上空からゴブリンの群れを探せるかな。」


リン

『いいよ~。やってみるね。』


リンが探してくれている間はガウに近くのモンスターを見つけてもらいながら、倒していこう。


しばらくモンスターを倒していると、

リン

『見つけたよ~。』


よし、行ってみよう。


・・・群れ、大きくない?

10体程度を想像してたんだけど、、、

100体ぐらいいそう。


でも防御力は上がっているし、攻撃力もだいぶマシになった。

やってみよう。


とりあえず、僕が突撃!

ゴブリンが集まってくる。

片っ端から叩き切る。

ほぼ一撃で倒していく。

ガウやリンも援護してくれる。


ボゥ


えっ!?

なんか火の玉飛んで来たけど!?

ゴブリンだけじゃないの?


でも、魔法抵抗力高いから無傷です。

とにかく倒し続ける。

多いな~。

さすがにしんどい。

しかも地味にダメージもある。

ダメージが溜まるとポーションで回復。


ようやく終わりました。

疲れたよ~。


当たり一面にドロップアイテムが散らばっている。

ガウとリンに手伝ってもらいながらアイテムをリヤカーに積み込む。

アイテムを整理している間にガウとリンは魔石を食べている。


すると、

『リンが進化出来ます。

 進化先を選んでください。』


キタ~~~!!

進化ってテンション上がるよね。


『進化先を選んでください。

ヘラクレスオオコウモリ

大型化する。

HP 、力、丈夫さを中心にアップする。


ソニックバット

スピード特化型のコウモリ。

力、素早さが特にアップする。


シャドウバット

ブラックバットの正統強化版

総合的にアップする。


パラライズバット

麻痺攻撃を取得する。

素早さ、器用さを中心にアップする。』


なるほどね。


ヘラクレスオオコウモリ

大きくなるのはモンスターの基本なのかな。

確かにリンは打たれ弱いからな~。


ソニックバット

素早さと力がアップするのは戦力として使いやすいね。

でも闇魔法も活かしたいからな~。


シャドウバット

今のスタンスで能力が全部上がるのか。

安全策ではあるね。


パラライズバット

麻痺にしてしまえばこっちのもの。

有効な攻撃ではあるよね。


悩むけど、延々と悩んでる時間はない。

よし、決めたぞ!

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