冒険4~大魔物の森の出口を目指して~

「さぁさぁ皆さま方~、今日もガンガン参りますわよぉ~~~!!」


「セレスさん、ちょっと待ってくださいよ~!…なんであの人はあんなにも元気なんだ?」


「お、お兄ちゃん、ワタシ、もう無理かも…限界~……」


勇者アークが愛の聖女セレスの導きにより、魔王の復活を阻止する冒険の旅に出発してから、はや数日の時が流れていた。

はじめこそは食べ物に余裕もあり問題なく旅を続けていた三人であったが、日に日に食べ物も底をついていき、今ではセレスを除いたアークとアリスのふたりは、体力的にも精神的にも限界を迎える手前まで来ていた。


「おふたりともお気を確かに!もうしばらく歩けば次の村に到着しますわよ~!」


「セレスさんの『もうしばらく』は全然あてにならないじゃないの~!その言葉にもう何回も騙されたわ…お兄ちゃん、あの人に任せて本当に大丈夫なのかしら?ワタシね、ちょっとどころか…かなり心配になってきちゃったわ」


「……今はセレスさんを信じよう、しかしここ最近ずっと歩いてばかり、魔物たちとの戦闘ばかりで流石にキツいよね…メシアス村を旅立ってからずっとこんな調子だからね…次の村では少し長めに滞在しよう」


その後もアークたちは、やたら元気なセレスのあとに付きながらひたすら歩き続ける。そして…大きな森の前へと到着した。


「さぁおふたりとも、ここが超有名で超危険な森こと『大魔物の森』ですわ~、そしてこの森を抜ければ次の村の『ライルラット』に到着ですわよ~!それでは張り切って参りましょう!!っとその前に…」


そう言うとセレスは、背負っている大きな道具袋から謎の液体の入ったビンを取り出すと、その液体を自分の身体に振りかけ始めた。


「…?セレスさんそれは何ですか?」


「うふふ、これはワタクシの『自家製のお聖水』ですわ!これを使用すれば、あーら摩訶不思議ぃ~っ!このお聖水に秘められた聖なるパワーを嫌って魔物たちは、しばらくの間一切寄り付かなくなりますのよ!(ドヤッ!)さぁさぁアークさまもアリスさまも、どうぞワタクシの側に来てくださいまし~」


セレスはアークとアリスを自分の側に呼ぶと、この自家製のお聖水を何度も念入りに振りかけはじめた。


「きゃっ!!そ、そんなに沢山ぶっかけなくても~もう、…にしてもこんな便利なアイテムもあるのね~…ってぇ!そんな『超便利なアイテム』あるなら、ここまでの旅の道中でも使いなさいよ~!何で出し惜しみなんてしたのよぉ~!!」 


「た、確かにアリスの言う通りだね!セレスさん、納得のいく回答をよろしくお願いいたします…」


「えっ…簡単な事ですわ〜ワタクシ自家製のお聖女アイテムを作るのには、手間と時間がとてもかかりますのよ、だからそのお聖水だってそうポンポンと作れませんの…ドゥユーアンダースタンド?ですわ~」


「な、なるほど…ちなみにこのあやしい聖水の成分って何なですか?ちょっとその…『におい』が気になるのですが……」


「………企業秘密ですわ~」


「ちょっとぉ!…また企業秘密なの!?本当に何から何まで胡散臭い聖女さまなのね〜」


アリスはそう言うとセレスに冷ややかな視線を送る。


「…アリスさま、…くれぐれもお口には気をつけてくださいまし〜、そういう悪いことを言うお口は『とてもワタクシの聖なるお口からは言えないような卑猥で禍々しい黒光りしたモノ』を無理矢理ぶち込んで塞いじゃいますわよぉ~?(ニチャア)」


「ヒイッ!?お、犯される…っ!アークお兄ちゃ〜ん助けて〜」


アリスは泣きながら兄のもとに駆け寄ると、そのまま後ろに隠れる。


「ちょっとセレスさん、あまりウチの妹をからかわないでくださいよ!ほらアリス、そんなに怖がらなくても大丈夫だから…」


「ひんひいいいーーーん!お兄ちゃ〜〜〜ん!」


「あらあら〜お馬さんみたいなステキなお声で泣かれるんですのね〜(ネットリ)ウフフ、ご安心くださいませアリスさま…ワタクシはどんな時でも大真面目ですから……ね♪フヒヒ」


「…ほらアリス、セレスさんもああ言って…ってぇ!ぜんぜんご安心出来ませんよぉ〜!もうセレスさ〜〜〜ん」


「うふふ、本当におふたりはからかいがいがありますわ〜。さてと…、楽しいコミニュケーションはこれくらいにして、そろそろ森の中に突撃かましますわよ〜!!レッツゴートゥギャザーですわ〜〜〜ッ!!!!!」


そう叫ぶとセレスはひとり森の中へと突撃していってしまった。


「あああああっ!…もう〜セレスさんは……アリス、じゃあ僕たちも行こうか」


「うわ〜〜〜ん!もうイヤーッ!!おウチに帰りたいよ〜ママぁ〜!!!」


慌ててセレスの後を追うふたりだった。そして……


「うわー、これはまた…大魔物の森と言われるだけあって魔物の気配が凄いね…これは油断が出来ないぞ…ゴクリ」


そう言うとアークは周囲を警戒する。

この大魔物の森はかなりの広さを有しており、多種多様な魔物たちが生息している。そのため運が悪いと凶悪な魔物と遭遇してしまうため、腕に自信がある者以外は迂回してでも避けて通るべき恐ろしい場所なのである。ちなみにこの世界には、さらに恐ろしい「激魔物の森」や「超魔物の森」や「極魔物の森」や「絶魔物の森」や「滅魔物の森」なども存在する。


「真っ暗でジメジメしてる…、ワタシこの場所きらいだわ〜、ねえお兄ちゃ〜ん、早くこんな森出ましょうよ〜」


アリスさんは目に涙を浮かべながらアークに身を寄せて歩く。


「…そうだね、こんな暗くて危険な森は早く通過したいね…」


「ご安心を、ワタクシのオシッ……お聖水の効果があるうちは、何も心配ありませんわよアリスさま。…あんまり弱音ばかり吐いてると、……置いて行ってしまいますわよぉ〜♪ねぇ〜アークさま~☆」


そう言うとセレスは、アークの腕を強引に自身の豊満な胸に挟み込む。


「ちょっ!?や、柔らかい!!ありがとうございます…ッ!…じゃなかった!…セ、セレスさーん、は、離してくださいよ〜」


「うふふ、離しませぇ〜ん☆それではアリスさま、アナタとはどうやらここでお別れのようですわね!グッバイフォーエバーーーですわ〜〜〜ッ!!!!!!」


そう叫ぶとセレスは、アークの腕を力強く引っ張りながら走り出した。するとみるみるうちにアリスとの距離がひらいていく。


「いギャああああアアアアアッ!!!ちょっとぉ〜ふたりとも~、ワタシを置いてかないでぇええ!!ワタシをひとりにしないでぇええええエエエエエエエッ!!!!!!!!」


可愛い顔を涙と鼻水でグショグショにしながら必死にふたりのあとを追うアリス。

そしてそんなアリスの様子を見ながら恍惚な笑みを浮かべるセレス。


「……いいですわ〜、アリスさま…すっごくかわいい。是非ともワタクシの妹にほしいですわ〜♡はぁはぁはぁ…」


(セレスさん…魔性のドSだなぁ……)


その後も三人はひたすら暗い森の中を進み続けた。森の奥へ進めば進むほど辺りはますます暗くなって来る。アリスは何度も弱音を吐き続けるも、必死に兄の手を強く握り絞めながら必死に歩き続けた。そして…


「さて…おふたりとも、丁度この辺りが森の中心部ですわ~。見てくださいまし~!ここだけは木々があまり密集していないので、月明かりもバッチリですわ~。と言うことで、今日はここでキャンプしますわよ♪」


「ふぅ、やっと休める~よかったねアリス…アリス?」


アークはアリスを心配して彼女に声をかけるも、彼女から返事はない。どうやら度重なる恐怖やストレスや空腹が原因で、メンタルが限界を迎え、壊れはじめているところだった…。


「ぶつぶつぶつ…もう…嫌…助けて……お腹空いた、オフロ入りたい……暖かくてふかふかのベッドで休みたい……あ、あ、あ、…………」


「もう~アリスさま、そんなにワガママばかり言ってはいけませんわよ~。旅というものはとっても過酷なモノなのですわ!まさかそんな覚悟も無しで、アークさまとワタクシの『笑いあり涙ありロマンスあり、ついでにポロリもありな大冒険の旅』に同行したなんて言わせませんわよ…?」


(…ポロリってなんだ……?)


セレスはアリスに対して少しキツイ口調でそう問いかけると、彼女の目からは大粒の涙が溢れ出てきた。


「ぐすん、ぐすぐす…っ!セレスさん、お兄ちゃぁああん、ごめんなさい!ワタシ、旅を甘く見ておりました…、旅を舐めておりましたぁああ!どうか許してください…ごめんなさい、ごめんなさぁ~~~いっ!うわーーーーーん!!!!!!」


とうとうアリスは泣き出してしまった。


「わわわわわ、アリスそんなに泣かないで!セレスさん、本当に妹が申し訳ありません!!でも、その…、あんまり責めないであげてもらえませんか?」


「…アークさまは本当に妹に甘いんですね。……なおさらアリスさんが妬ましいですわ…そうですわね、ワタクシも少々おふたりのことを蔑ろにしていましたわ。ただひたすらマイペースに突き進んでいたことは否定出来ませんものね…」


「うんうん、途中立ち寄った村や町で食料やアイテムの補給を怠ったり、ぜんぜん宿屋を使わずにキャンプばかりだし…僕はまだいいけど、正直アリスにはちょっと厳しすぎたと思います…」


「…ワタクシ、先に進むことや節約することばかり考えていたせいで、色々と大切なことを見失っておりました……、今度からはもう少しおふたりのペースに合わせますわ!!……だからアリスさま、そんなにもう泣かないでくださいまし~、今晩はキャンプですが、次の村ではあたたかい食事とオフロとベッドをお約束致しますわよ~~~!!!」


この言葉を聞いて少し安心したのかアリスは泣き止んだ。


「ありがとうセレスさん、ねぇ…お兄ちゃん、ワタシ…『足手まとい』じゃないかしら?その…ずっと迷惑や心配ばかりかけちゃってるし…おとなしくママとふたりで、お兄ちゃんの帰りを待っているべきだったかしら…?」


「え…いや、僕は別にそんな……」


「正直『今のまま』ではクッソ足手まといですわよ~~~ッ!!!!!」


「ウギャアアアアアアン!!!!!!」


「うわーーーーーッ!!!セレスさん、容赦なすぎですよぉ~!もう少し手心を~ッ!」


セレスの容赦ない言葉に凄まじい声を上げて大泣きするアリス。そんな彼女をアークは必死になだめるのであった。

その後三人はキャンプの支度に取りかかる。ここに来るまで何度もキャンプ生活を繰り返して来たためか、三人の手際はカンペキであった。そしてすぐに大きなテントが完成する。


「うんうん、我ながら見事な手際だな!さて…食べ物はどうしよう。たしかまだ少し食材は残っているけど…、他にも何かほしいな。近くに食べれそうなキノコや木の実はないだろうか?」


「えっ!?こんなもう真っ暗なのに、今から食材を探すなんて危険よお兄ちゃん!今ある食材だけでなんとかしましょう!そんなことよりアリスの側にいて…お願いアークお兄ちゃん」


「……アリス」


「…うふふ、本当に素晴らしい兄妹愛、…美しいですわね…そんなおふたりに朗報ですわ~。ワタクシ実は食べれそうなキノコや木の実を道中ずっと採集して来ていましたの!ほらこんなに沢山ですわ~!!」


そう言うとセレスは背負った道具袋をひっくり返す。すると中から大量のキノコや木の実が出てきた。


「こ、こんなにもたくさん!セレスさんいつの間に…」


「ワタクシがただやみくもに突き進んでいたと思いましたか?実は食べれそうな物や薬草なんかを見つけると、その都度採集していますのよ~!」


「うっそぉ…ワタシ、全然気づかなかったわ」


「ふふふ、ワタクシはアークさまに出会うまでずっと『危険な女ひとり旅』を続けて来たのですよ?だからもうデンジャラスサバイバル生活には慣れっこ、つまり旅に必要な知識も当然パーフェクトなのですわ!(えっへん!)」


「な、なるほど~、と、とにかく助かりました~」


「ただ今回おふたりと冒険の旅に出てみて、改めてワタクシは完全ソロプレイなスタイルの旅を続けていたことがわかりましたわ…さっきも言いましたが、今後はこのようなことは無いように致しますわね」


「セレスさんそんな…、セレスさん…これからも頼りにしてますよ……」


「ところでなんだけど…このキノコや木の実ってさ…、本当に食べれるのかしら?何か禍々しい見た目なのも結構あるみたいだけど…」


「アリスさまご安心を、これらはすべてワタクシがあらかじめしっかりと口にしてみて、ちゃんと問題なく食べれることを証明済みですわ~」


よく見るとキノコや木の実には「済」というシールが貼られている。


「す、スゴいよセレスさぁん!!」


「ウフフフ~…もっとぉ!もっとですわぁああん!もっとワタクシのこと褒めてくださいまし~ああああぁああぁああぁああん!!!!!!!!!!」


〈ぞくぞくぞく~っ!〉


セレスは恍惚な笑みを浮かべながら自分の両肩を抱いて身震いすると、悦びを全身を使って表現する。

その様子を見たアークの顔は少し引きつった。


「…セレスさん、ワタシ何かよりも逞しくてとても頼りになるわよね…はぁ」


「………ワタクシが変なだけですわ~、正直『普通の女の子』のアリスさまが…、すごく羨ましいですわよ…ワタクシは」 


そう言うとセレスは、急に物悲しげな表情を浮かべると静かに夜空を見上げた。

暗い森の木々の隙間からは、満天の星空がひらがっており、星の光が三人を照らしている。


「……セレス、さん…?」


「……ふふふ、なんでもありませわ。それよりも早速調理しますわよ!ワタクシは別に『そのまま』でも食べられますが、おふたりは無理ですわよね?」


「そのままなんて当然無理よぉ!…セレスさん、ワイルドねぇ…」


「僕も流石にそのままはちょっと…アリス、料理を頼めるかい?」


「……!任せてお兄ちゃん!!え~っと、お米と卵とチーズとお野菜とお肉が少量、調味料とかもまだ残ってるから…、これらを組み合わせれば美味しい料理いっぱい作れるわぁ!」

  

「本当かい!?アリスの料理は世界一おいしいからねぇ!!期待してるよ…」


「……ふふふ、本当に尊い、…ですわね。……お兄ちゃんか~………『お兄さま』…」


アリスの料理スキルが火を吹くと、怒涛のペースで美味しそうな料理が続々と作られていく。空腹だったためか、これらを三人はあっという間に完食してしまった…。


「いや~おいしかったですわ~!アリスさま、前にも言いましたが将来いいお嫁さんになりますわよ~ワタクシが保証を致しますわ~それ~☆」


そういうとセレスはアリスの額に「済」のシールを貼った。


「ちょっ、ちゃんとぉ~!変なシールを勝手に貼らないでくださいよ~!!しかも『済』っちょっとヤラシイ感じが……」


アリスの顔が赤面する。


「あらあら~!いったい全体『ナニ』を想像されてしまったのかしら~ん♪ワタクシに是非教えてくださいましまし~(ニヤニヤ)」


「ヒェッ…!?あの、その、えと、……あうあうあう~…………」


「うふふ、…アリスさまのエッチ~♪」


「~~~ッ!エッチじゃないもん!エッチじゃないも~~~~~~ん!!!!!」


「あらあら~♪お顔だけじゃなくお耳まで真っ赤ですわね~」


「もう~~~~~!やっぱり、やっっっぱりワタシ……、この人きらい~~~~~~!!!!!!」


「あらあら~♪それは残念ですわね…」


「もう…ふたりとも仲良くしてよ~」


「あらあら?ワタクシたちはずっと仲良しのですわよ~♪ねぇ~『アリスちゃん』!」


「誰がアナタなんかと!ってぇ!今ワタシのこと然り気無く『アリスちゃん』って言ったわねぇええ!!!」


「あはははははは!何か賑やかで楽しい冒険だな~!!…ふたりと冒険出来てボクは幸せだよ……改めてこれからもよろしくねセレスさん、それにアリスも…」


「……………アークさま、…はい」


「アークお兄ちゃん………うん!ワタシね、足手まといになんかならないように、頑張るからぁ!!!!!」


「じゃあそろそろ休むとするかな!いつも通り僕はテントの外で見張りをするから、ふたりは安心して中でゆっくり休んでね!おやすみ…」


「おやすみなさい、お兄ちゃん…」


「アークさま…寂しくなったらいつでもお声をかけてくださいまし♪それではグッドナイトですわ~むにゃむにゃ」


「……さて、火を絶やさないようにしないとね!セレスさんのお聖水の効果も朝まではもたないみたいだし……」


暗い森の中、焚き火の番と周囲への警戒を続けるアーク、ふとふたりのことが気になりテントの中を覗き込む。

ふたりは深い眠りについており、その安らかな寝顔を見ていると、アークの心はなんだかとても穏やかなモノとなった。


「お兄ちゃ~ん、アリスね、足手まといにならないように頑張るからね……むにゃむにゃ」


(…アリス、足手まといなんてお兄ちゃんは思ってないよ、それに僕が毎日笑顔でいられるのも、ずっとキミが側にいてくれるお陰さ……)


「ぐすんぐすん…皆さま、どうか怖がらないでくださいまし~、ワタクシは、ワタクシは…『怪物(バケモノ)』などではありませんの…だからどうか…、どうかワタクシのことを愛してください…ううう」


(…!セレスさん!?……何だろう、ハチャメチャで予測不能な行動ばかりする人だけど、何か色々と苦労してきたんだろうか………怪物っていったい……?)


「………少し僕も仮眠させてもらおうかな」


そう言うとアークは近くの大きな木にもたれると眠りについた。それからしばらくして……


「グルルルル……」


眠りについた三人に不穏な複数の影が忍び寄ろうとしていた…(つづく)


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Don!Don!!クエスト~愉快な勇者さま一行のお気楽救世大冒険〜 トガクシ シノブ @kamuizan

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