兄の始まるとき、始まるところ

和田島イサキ

ふるさと潰し

 確かに「親父のアホな死に様をさかなに餅でも食おうや」って誘ったのは俺だ。


 兄弟水いらず。俺も正月くらいはお前の相手をしてやんなきゃなと、久々に帰ったあの森の奥の屋敷。大量のパック切り餅を手にした俺を出迎えたのが、庭先に準備万端用意されていた杵と臼だ。

 嫌な予感がした。餅とは言ったがここまでするとは言ってない。あっそうかこいつ餅つき中の事故に見せかけて俺の頭を叩き割る気だなクソッと、そう身構えた矢先の悲しい事故だった。


 大はしゃぎで餅をこね回す我が弟の、その振り乱された長髪が風に舞い、臼の中へ。


 こりゃ食えねえし髪も切るしかねえな、と、その俺の言葉にひっくり返ってギャアギャア泣き喚く弟。あるいは、弟だったもの。細身だが俺よりちょっとだけ高い背丈に、伸ばし放題の黒髪がとにかく目立つ。よほど気に入っているのかいつもピンクのジャージを着ていて、俺はここまで「異様な風態」という形容の似合う男を他に知らない。


 歳は俺の六つ下、もし生きていたら今年で二十歳はたちだったはずだ。大人だ。もう自立してしかるべき年齢だがとてもそうは見えない。外見は四年前からずっと止まったままに見えるし、中身に至ってはもう完全にクソガキだ。昔の賢かった面影は微塵もない、ってことは、つまりなんだろう。


 我が異母弟、そうの早すぎる死はともかく、親父の方の死はまあ自業自得みたいなもんだ。


 家業が悪い。やはりあやかし狩りなんてのおよそまともな商売ではないのだ。少なからず意思の疎通が成り立ってしまう相手を、取って食うでもなしにただ殺し続けるというのは尋常のことではない。ましてそのために当の妖魔を捕らえて使役し、互いに殺し合わせる道具にするとなればなおのこと。


 業が深い。まずろくな死に方はすまい、という直感通りの最期を親父は迎えて、だがなりわい以前にまず人の出来自体が失敗だったのだからどうしようもない。


 仏を悪く言う趣味はないから詳細は伏せるが、およそ人の親には向かない性格だった。稼ぎだけはよかったのが救いだ。おかげで都会のいい大学に行かせてもらったし、なにより今もこうして何もせずぶらぶらしていられる。

 遺産さまさまだ。相続した当初はうわっどうやって使い切んのこれとウキウキしたものだが、しかしただ使う一方となるとこれが思いのほか目減りするもので、ああ畜生こんなことならやっぱり全部俺のもんにしときゃよかったクソッと、今更ながらに蒼紫にやった分が惜しくなる。


 失敗だった。なんで生きてることにしちゃったんだろう。

 まあ思い当たる節は実のところないでもなくて、俺は親父からよく「嘘だけはつくな」と言われて育った。我がはざま家の家訓は嘘をつかないことなのだとか。なのでその逆をした。だってあんな業の深いカスと同じ道を辿るのはごめんだ。とっくに死んでるものを「でもなんか動くし」と生きてることにした、その結果が今のこの有様だ。


 知らなかった。生きてる弟には相続の権利があるのだ、という意外な事実を。

 まあでもあのときは半分でも十分多いと思ったし、あと弟も弟で俺からすりゃ遺産の一部というか、取っておけばそのうちなんかに使えんだろって思った。持ち前の貧乏性が完全に裏目に出た形だ。おかげであーあこいつ今からでも餅を喉に詰まらせて死ぬとかしねえかなクソッと、そんな神頼みから始まる新年を迎える羽目になる。


 運任せの賭けはあまり好きじゃない。他力本願は我が迫家の、特にあの親父の得意なやり方だ。化け物を殺すために化け物の力に頼る人生の代わりに、俺は必死に勉強していい大学を出る道を選んだ。もちろんそれも家が裕福なればというのはそうだが、でもせっかくあるものを使わない道理はない。過程や方法なんか別にどうだってよかった、要は最終的に自力が身につけばそれでいいのだ。


 人生、運に身を任せるしかない状況ってのもそりゃ当然ある。

 だが天命を待つのは、それまでに尽くせる人事を尽くしたものだけの特権なのだ。


 ——〝なあ蒼紫。せっかくの正月だし、親父のあのアホな死に様を肴に餅でも食おうや……〟。


 上げる。弟が餅を喉に詰まらせる、その可能性を少しでも。

 勝算はあった。あいつ馬鹿だし食い方クッソ汚いし絶対いける。もしダメなら詰まるまで食わせ続けりゃいい、向かい続ける意思が大切なのだから——と、そのつもりで大量の切り餅を抱えて「何買おっかなー。クルーザー?」とウキウキ帰省した俺の、その目に杵と臼が飛び込んできた瞬間の衝撃たるや。


 なるほど、同じ餅でももっと早くて確実な手があった。


 ——殺される。


 半ば確信めいた死の予感。結果から言えばもちろんそんなことはなかった。蒼紫はバカだし死んでるけど気のいい弟だ。今日も「コーヨーがつけよ、俺がこねるから」と無邪気に笑って、肝心の凶器を俺へとよこしてきた。

 よかった。バカで。俺はなんだかんだこいつのことが好きなのかもしれない。歳の離れた弟を猫っ可愛がりする兄というのは珍しくないものだし、なによりバカな子ほど可愛いってのはありゃ本当のことだ。逆にあんまり賢いのは可愛くない。物静かでやたらと大人びていて、なんなら従順ですらあったはずのかつての弟は、でも俺からすれば全然可愛くなかったしなんもいいところがなかった。クソだ。


 顔はどうやら母親似だ。俺はこいつの母親のことをよく知らないが、とにかく顔だけはよかったと聞いている。そりゃ子が美形にもなるわけだ。親父似の俺と違って儚げで、しかも実際儚いんだから卑怯だと思う。確か生まれつき重めの喘息だかなんだかを患っていた。入院していた時期も長かったし、実際死にかけたことも何度かあったらしい。おかげであいつの言葉には妙な説得力があった。人の命なんて所詮時の運でしかないと、そんなことを達観した表情で言われては、俺にはもう返せる言葉もなければ立つ瀬もない。


 頭のいい弟だった。俺がやっとこさ掴んだ優等生の座を、こいつはさしたる苦労もなく自然に手にしているように見えた。それだけじゃない。顔は優男風でもさすがに迫の男、妖狩りの適性があったのもあいつの方だ。そりゃ俺もあの親父の子なんだから少しくらいはできる。だが見たり触れたりがせいぜいの俺に対して、あいつははらうも遣うも自由自在だった。それも、まだそんな本格的な修行を積んだってわけでもない、中学くらいの頃にはもうすでに。


 小癪だ。こんななんでもありのズルい奴が身近にいたらたまったものじゃない。あーあなんか風呂場で滑って転んで死ぬとかしねーかなあいつ、という思いはわりと常にあって、そして人の命はなるほど時の運だった。さすがに風呂場での転倒ではなかったものの、その神頼みがあっさり叶ったのが四年前のこと。


 失敗した。親父が、なんかこう、だいぶやばいらしい化け物の調伏に。

 妖魔を使役する迫家代々のやり方が祟った。あるいは、単にもうろくした親父の判断ミスか。祓って始末するだけでもギリギリの上級妖魔を、どうにか捕らえて手札にできないものかと、そう欲の皮を突っ張った結果の間抜けな事故だ。

 祓い損ねた化け物というは手に負えなくなる。巨大な呪いとなって迫の血そのものに祟って、それを身ひとつで引き受けたのが当時十六歳だった弟だ。呪いの厄介なところは真っ直ぐ弱いところに祟ることで、我が迫家においては難病持ちのあいつが一番死に近い。到底逃れきれず、しかも祓えないとなればもう助かる道もないからと、自らの身を依代としてその呪いを封じた。


 その結果がこれだ。

 弟は事実上死に、それがよほど堪えたのか親父もほどなく死んで、結局俺と「蒼紫だったもの」のふたりだけが残ってこうして仲良く新春餅つき大会をしている。


 本当なら他にいないこともないというか、新たに雇った住み込み家政婦のさんがいるにはいるのだが、さすがに正月ということで休みを取ってもらった。そうさせた。そうだあいつに餅食わそうと思い立った時点で電話を入れて、おかげで兄弟水入らずの正月、しかもこの人里離れたこの森の奥の屋敷に、わざわざ蔵から出したのであろう杵と臼。いまにも何か新しい相続が始まりそうなこの絶好のシチュエーションで、しかし俺はどうしてベソかいてギャン泣きする二十歳の弟の、そのボサボサ頭を一生懸命カットしているのだろう。


「餅のついたとこ切るだけだ。こんなアホみたいに長いんだから誤差の範囲だろ。諦めろ」


 別に気休めの嘘や誤魔化しじゃない。なんせちょっと振り乱しただけで臼の中まで届いちゃうほどだ、実際とんでもない長さがある。前に万城目さんから「切ろうとすると泣いてひっくり返って抵抗するんです」と相談されたことがあって、適当に「じゃあ別に切らんでよくない?」と返した結果だ。今見たらなんか膝くらいまである。これの先っちょ十数センチを切ったところで、実質なんも変わらんと思うのだが。


「大体、すぐ伸びるだろお前の髪。ちょっと普通じゃねえぞ、四年でこんなんなっちゃうの」


 羨ましい。将来ハゲる気遣いもなさそうだ。いやとっくに死んでる人間にハゲの心配もクソもないかしらんが、でも死んでる人間の髪は普通伸びないんだからそれもどうなのって話だ。


 一見、顔立ちや体つきは十六の頃から何も変わってないように見える。しかしそんな中で髪だけがモゾモゾ伸びまくったように、相応の変化ならないでもないのがこいつの面白いところだ。


 人らしくなってきた。多少。いや、だいぶ。だって最初の頃は本当にただの獣だったものが、こうして会話までできるようになったのだから。

 俺のことも覚えた。何度も教え込んだおかげか名前だって呼べる。さっきチラッと言ってた「こうよう」というのがそれだ。以前は「兄さん」と呼んでいたのが、でも平然と兄の名を呼び捨てるようになって、俺は本来こういう無礼があんまり好きじゃなかったはずが、でも「仕方ねえなあ、だってバカだもんなお前」と思えるのだから人生わからんものだ。


 人は変わる。歳を重ねて人間が大きくなったのだ。俺は。


「だからお前も成長しろ。泣くな。髪切るくらいでそういうアレをするのをやめろ、危ない」


 こんなんでもあの弟を殺したほどのの呪いだ、本気でかんしゃくを起こされるとこっちの命が危ない。こいつがへそを曲げた翌日は屋敷のそこら中で腐った髪の毛の束が見つかって、特に排水溝や水道の蛇口からズルズル出てくるから気持ち悪い——と、さっきの万城目さんが前に電話で泣きを入れてきたことがあった。ひどい話だ。面接のとき自分で「掃除は得意」って言ってたくせに。もちろん話は適当に聞いてるふりをして流した。どうせ彼女に辞めるという選択肢はない。

 掘り出し物だ。福祉系の大学を出た二十代前半の女性。憧れの保育士さんになって数ヶ月でメンタルをやって退職、以来半年くらい引きこもっていたと聞く。介護福祉士も保育士も持ってるから蒼紫にはうってつけで、なにより金に困っているのがいい。危険手当と口止め料でなんでもしてくれる。なにより真っ当な勤め人に戻ろうとするとまだ手足が震えてしまう彼女にとって、ここまで自分ひとりの裁量でやれる職場は他にそうそうないというのが大きい。


 気の利く人だ。仕事も本来かなりできる方だと思う。わざわざ杵と臼を蔵から出しておいてくれたのもおそらく彼女で、ちゃんともち米だの小豆あずきだのまで用意してあった。余計なことを、と言っては申し訳ないが、きな粉まであったのは本当に余計だった。俺は食わない。粉っぽくてパサパサして不快感しかない。蒼紫も炒った豆にはアレルギーがあって、こんなもんを喜んで食っていたのは生前の弟だけだ。


 きな粉は母さんが好きだったから、と、そう嬉しそうに語っていたのが懐かしい。


 迫の家の正妻はあくまで俺の母で、弟は逆に母を亡くしてうちに貰われた立場だ。いわゆる妾の子的なやつだったらまだよかったものの、どうもよそんちの奥さんに手を出した結果だったっぽいのだから本当に始末に負えない。俺がきな粉がダメになったのはそれを聞いてからだ。食い物に罪はないとはいえ、でも口の中がパサパサして無性に息苦しく感じるようになって、だから本当にゾッとした。


 あいつは優秀だし、なんなら可愛い弟と思いかけてすらいたけど。

 どうしてあんなもんを心底うまそうに、あんな嬉しそうな顔して食うんだろう。


 おぞましい。ぱっと見は幸せそのものの笑顔なのに、なぜか怪物でも見ているような心地がした。

 それでも生前の好物だったわけだし、と、一応いまの蒼紫にも食わせてみたことがある。大変なことになった。全身じんしんだらけにしてうーうー悶え苦しんで、そしてそれからだ。俺がこいつのことを、嫌いじゃないと思えるようになったのは。


 なんだかんだこいつは俺の言うことは聞く。俺が迫の男だから。生前の弟が呪いをわざわざ身に封じたのはそのためで、つまりあいつなりの親孝行のつもりだったんだろう。化け物を始末せず、捕らえて手駒にしようと目論んだのは親父だ。それを直接、俺の口から「つまり親父があいつを殺したようなものだな」と、わざわざ念押ししてやる必要はなかった。


 俺がどうこうするまでもなく親父は死んだ。

 こいつは、俺の言うことを聞くのと同じように、親父の言うことだって聞いたはずなのに。


「蒼紫。親父はハゲてたよな。つるっパゲではないけどおデコがだいぶ後退しちゃってて、それがまた綺麗にパッカーン叩き割られて死んでた。あれも確かちょうど正月ごろだったよな」


 この話をすると決まって蒼紫は笑う。ゲラゲラと、さっきまでグズグズぶんむくれていたのが途端に上機嫌になって、きっと余程のお気に入りなのだろう。いわゆる「鉄板ネタ」ってやつだ。こいつはこだわりが異様に強くて、気に入ったもの以外は頑として受け付けないところがある。ピンクのジャージは同じものを何着も買ってあるし、この屋敷を手放せないのも半分はそのためだ。


 親父は家の奥座敷で死んだ。弟が死んで、今の可愛い蒼紫になってからほどなくのことだ。

 いくら金があるったってこんなところに押し入る強盗はいない。妖魔使いが人里離れた山奥に居を構えがちなのは、要するにやばい呪いをそれなりに〝飼っている〟ためだ。危険すぎてとても街中には住めない。近寄っただけで祟られてしまう呪いの家は、でも逆に考えれば天然のホームセキュリティみたいなものだ。


 可愛い跡継ぎを亡くして憔悴していたとはいえ、しかしあれでもそれなりに名の知れた妖狩り。そう簡単に殺されるものではない。


 必然的に答えはひとつ。

 自分の使役する妖魔を使っての自死。

 あるいは、なんらかの事故。凶器は杵だった。先っちょの餅を叩く部分が血みどろになっていて、柄の部分は黒髪まみれだった。確か適当に洗って蔵の奥に投げ込んでおいたのだが、万城目さんはこんなものよく見つけてきたと思う。


「頭割んのはいいけど、親父の身体中のあの、穴という穴から毛の塊がワッサーなってたのはなんなんだ。そんなんできるなら別によくないか、頭割んなくても」


 バカのやることはわからん。俺の素朴な疑問に、でも蒼紫はゲラゲラ笑いながら元気いっぱい返事をする。ちがう頭だけじゃない、キンタマも割ったぞコーヨー! と。

 そうだっけか。どうだったか知らんがそんなもんどうでもいい、というか実の父親の睾丸が潰れているところはあまり想像したくない。そこは故郷だぞ俺たちの。


 バカだ。本当に。こいつといるといろんなことがどうでもよくなって、なんだか元気になっちゃうから嫌いじゃない。なんだよ弟ってのはこんなに可愛いものだったのかよクソッと、この歳になってようやく理解できた気がする。


 もちろん俺だっていっぱしの大人、ただ可愛いってだけでこんなデカい生き物の面倒は見られない。なので普段は万城目さんに丸投げしてるのだが、でも正月くらいはこんな俺でも兄らしくって思う。よっしゃ風呂入れてやっぞとすっぽんぽんに剥いて、庭の水撒きホースで遠くから水を浴びせる。泥の上を喜色満面びちゃびちゃ転げ回るバカの、そのバカ丸出しの笑顔がもう本当に眩しい。


 可愛い。兄弟ってのも悪くないもんだなと思える。前のは正直言って本当に最悪だったが、こんなんだったらいくらいてもいい。


 餅を焼く。七輪で、黒髪まみれになった杵つき餅の代わりに、山ほど買ってきたパックの方の切り餅を。こんな正月らしいことしたの何年振りだっけかと、そう思い頬張ったそのひと口目がいきなり喉に詰まった。苦しい。息ができないというのは思った以上にしんどいもので、そういえばあいつもよく喘息の発作を起こしてたなと思い出す。餅は取れない。そもどうやって取れってんだこんなネバネバしたの。必死にのたうち回る泥の庭の上、弟の綺麗な顔がきょとんと俺を見下ろすのが見えて、そしてそこから先の記憶はない。ただひとつ、キュッとキンタマが縮み上がったことだけは確かだ。死にたくない、そう思うより先に「死ぬだけでも嫌なのにその間際にキンタマまで潰されたら最悪」という思いが浮かんで、やはり貧乏性はどうにかしておくべきだと悟る。餅など捨てればよかったし、杵はなおさら早く捨てておいてしかるべきだった。あれがある限り俺のキンタマは安らげない。知らぬが仏とはよく言ったもの、余計なことを言わないでほしかった。親父が、キンタマを割られて死んだらしいこと。そんな死に様、まず自分でリクエストしたとは思えない。なら、俺もここで死ぬときは、あるいは同じ目に遭うのだろうか。


 わからない。ただ最後にひとこと、コーヨー、と俺を呼ぶ声が聞こえた気がした。


 ——そうそう、そんな名前だったっけ。いつもうっかりすると忘れてしまう。

 蒼紫蒼紫というばかりの親父は、ついぞその名を呼ぶことはなかったのだから。




〈兄の始まるとき、始まるところ 了〉

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兄の始まるとき、始まるところ 和田島イサキ @wdzm

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