第4話椿と光
「私が魔法少女?今そう言った?」
「そうやで」
「え、でもそんなのあんまり分からないし、それに魔術師じゃない?話の流は」
「魔術師は覚えることが多いんや、だから魔法少女や」
「でも何で私なんですか?」
率直な疑問だ、何で私なんだろうか、私より運動神経がいい子はいる
「それはな、あんたに素質があったんや」
「素質って魔法少女の?」
「そうや、それでもちろんやってくれるよな?」
「別に良いですけど」
「おーやってくれるんか!ありがとうな」
「それで何をやればいいんですか?」
「そうやな、先ずはこの契約書にサインしてほしいんや」
と、心春は契約書を出した
「だけどまだかかないでな、それで魔法少女になったら、悪さをする魔族や魔物を退治してほしいんや」
「魔族や魔物?」
「そう、実はこの世界とは別に違う世界があるんや、その一つが魔術界。魔術界は魔術や 魔法が発展してる。その魔術界には普通の人間の他にも魔族や魔物が住んでる。それで、たまに魔族や魔物がここに来ることがある、それをあんたに、退治してほしいんや危険かもだけどやってくれるか?」
心春は、そう言った
「分かりました、やります」
私はそう答えた、理由は分からないでも私は心春のことをもっと知りたいと思った
「何々?私は契約者と魔力上の結縁者となることを誓う」
という文が書いてある
「ここにサインすればいいんですか?」
「そうやで」
「櫻井椿と書きましたよ」
「じゃあこれでうちとあんたは家族のようなもんやな」
少しドキッとする
「じゃあ試しに魔法使ってみてや」
「え?どうやって?」
「うーんとちょっと待ってな、あったで」
と言い心春は何もないところからステッキを取り出した
「えええ!どこから出したんですか?」
「ああこれも魔術のようなもんや、これ使いな」
「ありがとうございます」
ステッキを渡してくれた
「そのステッキに魔力を込めながら変身言うと変身するで」
「分かりました。」
何か少し恥ずかしい
ステッキに魔力を込めながら
「変身」
変身と言った瞬間私に光が集まってくる
そしてその光は、すぐにおさまるのだった。
魔法少女つばきと魔術師ちゃん 榎 @aiharenn
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