秘密基地。今は疎遠になってしまった幼い頃の友達。夕暮れ、空き地、ご飯のにおい。
ちょっと懐かしくて涙が出そうな風景でした。
自分の作品にもそんなシーンをちょっぴり入れていますが、年を重ねてからの方がそういうノスタルジーが心に響いてきますよね。
ドラコは謎のまま、それでいいと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
現代には秘密基地を作る環境はまだあるのかな、などと思いながら書いていました。それでも、そんな懐かしさを感じていただけたなら嬉しいです。
ドラコは謎のままですが、三人だけが知っている存在として、三人の共通の思い出として、確かにいたということだけで良いのかな、と思っています。
謎のままでも良いと言っていただけて、ほっとしました。
ボクが輪っかに首を入れるまでに思いつめた経緯は深く語られていなくてとてもビックリしたけれど、語られていないからこそ色んな事情やボクの気持ちを想像してしまいました。
幼い頃は仲が良かったのに、いつの間にか進む道が分かれて疎遠になってしまう友達……いますね。でも、疎遠になったからって友達じゃなくなったわけじゃないんだなぁと……なんだか色々と考えてしまいました。
ドラコの存在が少し不思議要素をプラスしてくれていることで、作品のテイストが少しだけ軽くなっているのかなと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「ボク」のしんどさを具体的に語ろうかなとも思ったのですが、具体的に語ってしまうと解決への道筋も見えてしまって、しんどさが冷静に判断できてしまうな、と思ってやめました。なので、語られていないからこそ、と思っていただけてホッとしています。気持ちを想像していただけて嬉しいです。
仲良く遊んでいたけど、ちょっとしたきっかけで遊ばなくなるって、特に子供の頃ってよくありますよね。みんなの中でもそれが楽しい思い出として残ってると良いなと思います。
丁寧なコメントをありがとうございました!
編集済
ぁぁぁなんだか覚えのある話でドキッとしました。首に輪っかの部分ではなく、小学生の時に仲の良かった友達が大人になるにつれて、まるであの日々が嘘のように遠くなってしまう部分です。「ドラコ」は3人の思い出の象徴ですから、3人で一緒に会わないと意味がないんですもんね。だからドラコに会うまではもうちょっと留まってね(/_;)と思わずボクに声をかけたくなりました。
不思議な世界観だけど読んでいて感じる感覚はとてもリアル。面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
子供の頃って特に理由もなく仲良くなるけど、クラスが変わったとかちょっとしたことで遊ばなくなったりもしますよね。
おっしゃる通り、「ドラコ」にはきっと、三人揃って合わないと意味がないんだと思います。だからきっと、いつか三人揃ってドラコに会える日もくるんじゃないかな、と。その頃には「ボク」の状況も少し良い方になってるんじゃないかな、という気がしています。「ボク」への優しい言葉、ありがとうございます。
面白かったと言っていただけて嬉しいです!
「ボク」が急に輪っかに首を通そうとしたのでびっくりしました……!
でも大事なのはその理由じゃなくてドラコと三人の関係、変化と実は根っこで変わらない関係に焦点が絞られているのがまた良かったです。いえ、戻らない関係になる前に、ドラコがまた繋げてくれたんですね……。宇宙から来たのか未来から来たのか……不思議な存在ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「ボク」はきっと、三人で遊ばなくなってから、いろいろとうまくいかなくなってしまったんだろうな、と思っています。
それでも、おっしゃる通りにドラコがまた三人を繋げてくれました。その繋がりで、今後もきっと大丈夫なんじゃないかな、という気がしています。
ドラコもきっと、またみんなと再会したいと思ってくれているんだと思います。
編集済
ラストの方、この「ボク」は大丈夫かな?
と思いました
ここまできっと色々あったのでしょうけど。
最後の最後に、会いたかった二人に会えた時点で何とかこの世に踏みとどまれている。
ドラコに会いたいという気持ちがあれば、いつかは会えるだろうな、この「ボク」は立ち直れるだろうかなと思います。
作者からの返信
「ボク」は三人で遊んだ思い出が楽しいまま、新しいクラスや環境に馴染めないままきてしまったんだろうな、と思います。馴染めないだけでなく、もしかしたらもっとしんどいこともあったのかもしれません。
それでもきっと、二人との再会やドラコと再会できるかも、というのが「ボク」の希望になっていると思います。
立ち直れるだろうと読んでいただけてホッとしました。最後は前向きにしたかったので。
コメント、ありがとうございました。
編集済
>「また会える」って言葉が本当なら、本当にまた会えるなら、踏みとどまれるかもしれない、なんて思っていた。
この一文が印象に残りました。
また会いたかったのはドラコなのか、それとも心の底では求めていたたっくんとカズとの日々だったのか。踏みとどまれたのは二人の登場のおかげで、ということはたっくん&カズ=ドラコというふうにも取れるかなと、久しぶりに読んで思ったりしました。うーん、上手く言えん。
とりあえず、少しだけ復活した友情に乾杯!ボクはちょっとだけ勇気を出して連絡を取ったりしてみて、ドラコが引き寄せてくれた再会を少しでも良い状況にしていくきっかけにしてほしいと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ドラコに会いたいと思いつつ、ドラコがいた日々の楽しかった思い出を望んでいたんだろうな、と思います。
ドラコがいなくても、たっくんとカズがいれば、ボクは大丈夫になれるかもしれません。
それはきっとおっしゃる通り、また連絡をとってみたり、ボクのこの先の行動次第になると思います。でもきっと、大丈夫であって欲しいな、と思ってます。
とてもおもしろかったです。
不思議な友達との楽しい思い出に、切なさを感じつつもほわほわしながら読んでいたので、終盤の展開にびっくりしてもう一度読み直しました。そうしたらなんとも喪失感の雰囲気で……。
ドラコというのは、ボクにとっては生への執着心みたいなものでもあるように思えてきました。
かつて仲良しだった二人ともまた繋がりができて(いえ、ずっとドラコへの思いで繋がっていたからこその再会なのかもしれませんが)、良かったなと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。おもしろかったと言っていただけて嬉しいです。
ドラコとの楽しい思い出がボクを生かしているので、確かに執着心と言っても良いかもしれません。
バラバラになってしまった三人ですが、きっとまたできた繋がりを大事にしてくれると思います。
丁寧なコメント嬉しいです。
なんというか不思議なお話でした……!
ドラコが何者なのかは分からないけれど一緒に遊んでいた小学生時代から、次第に成長してバラバラになっていく3人というのがとてもリアルで……疎遠になった友達を思い出すお話でした。またきっと会えるという希望がいいなあと……。
面白かったです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
小学校のときは仲良くても、ちょっとしたことで疎遠になったりするものだよなあ、なんて思って書いてました。本当はずっと仲良しが良いんですけどね。
それでも三人は、ドラコに会うためにまた連絡を取り合ったりするようになると思います。それこそ、おっしゃる通りそれが語り手の希望になるんだと思います。
面白かったと言っていただけて良かったです!
遅ればせながら読みに来ました!
くれはさんの短編って、書いてない、見えてない所を上手に切り取られてるんですよね……すごい。違和感がないというか、すとんと落ちてきます。
今回は人間模様に集中できて、自分の記憶の中のあの子はどうしてるかなと考えました。
ドラコいつか会えるといいなぁと願いつつ。
作者からの返信
読んでいただけて、コメントもいただけて嬉しいです。
設定としてはヘンテコな部分もあるお話でしたが、すとんと落ちてくると言っていただけてほっとしました。主人公の彼の気持ちが、違和感なく書けているなら嬉しいです。
子供の頃の関係って不思議な部分もありますよね。成長してゆく中で疎遠になっても、一緒に遊んだという楽しい記憶は残り続けてくれると良いなあと思います。
ドラコとは、今すぐは無理でも、いつかまた会えるんじゃないかなと思います。きっとドラコも再開を望んでいるはず。
改めて、コメントありがとうございました。