本人に自覚はないと思われるが、客観的に見たときに『家族を大切にしていない』と思われてしまう女性のお話。五感の、とある部分に、致命的な一撃が叩き込まれます。この手の演出、私は大好きです。物語に深く入り込むほど、最後の一文に脳が焼かれる。ああ……、怖い。そこのお姉さん、ここで電話するの、やめてもらえませんか。