第6話 望月志帆(モチヅキシホ)

水澤先生に家庭の事を相談しなければ良かった。

千葉へ引越し、すぐに母はおかしくなった。

いや、本性を現した。

「志帆アンタさ、お金稼いでくれない?」

「えっ?」

「生きて行くにはお金が必要なの!!私はアンタをアイツから助けたじゃない。今度は志帆がお母さんを助ける番でしょ?」

その夜から、私は体を売る事になった。

そっか、私を連れて来たのはお金の為か…

昔からそうだったな。お父さんは優しくて

話しを聞いてくれた。

お父さんは私を守る為に戦ってくれたのかな…

だとしたら



父の所に戻りたいが、ある日連絡がつかない。

母にだまって父の家に行くと自殺をしていた。

志帆は久美に会いに行く。

「嘘つき!母は私を殴るようになった。それに知らない男が家に来るようになった。お父さんに会いたくて家に行ったら首吊ってた…。お父さんがなんでお母さんに暴力していたかやっとわかった。お母さんは既に頭がおかしかったからよ!アンタのせいでお父さんは…

「あの時私にありがとうございます。頑張ってみますって最終的に判断したのは貴方よ。」

「えっ?」

「私が悪いと思うのは結構だけど、人殺しみたいな言い方は酷いと思うわ。」

「アンタがお父さんに騙されているって言うから」

「そうやって、自分の予想より遥か大きな事が起きたら人のせいですか。貴方がお父さんと一緒に生活をしてれば自殺をしなかったとでも?」

「アンタのせいで私の人生は滅茶苦茶」

「それならお父さんの所に行けば?」

久美は志帆を刺し殺した。




貴方のお父さんのせいで、私は一人ぼっちなのよ。




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中二病 笑香 @u_e_smile

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