ちょっぴり幸薄い女子高生の幸子が、桜舞う春の日に不思議な世界に迷い込み、古書店『かなどめ堂』店主の京悠人(かなどめ・ゆうと)と運命の出会いをします。
そして幸子はミステリアスな京(かなどめ)に一目ぼれ!
京(かなどめ)は着物の似合う、不思議な雰囲気を纏ったクールな青年です。
一生懸命話しかけたり、彼に会う時はおしゃれをしていったりと健気に頑張る幸子が可愛くて、思わず応援したくなっちゃいます!
かなどめ堂には、厄が大好物で、口の悪い「鬼門」(きもん)という不思議な存在もいて、大変ユニークな雰囲気を醸し出しています。
ちなみに私は鬼門がお気に入りです(笑)。
厄を食べてもらいたいですね。
日常と非日常がまざりあったマジックリアリズムで描かれる、和風あやかしファンタジー。
みずみずしく透明感のある世界に浸りたい方はぜひ読んでみてください!