第86話 サンシャインでコマンドー翼のゲームが発売されて大ヒットしたぜ
4月30日 - オーストラリアのブリスベンで万国博覧会開催。
さて、俺達が買収して子会社にしたテクノがサンシャインでコマンダー翼のゲームを発売した。
このゲームのゲームシステムとしてはボールを持った選手を十字キーでドリブルで移動させつつ、任意のタイミングあるいは敵と接触したらコマンドを選び、行動に応じて”ガッツ”と呼ばれる数値を消費してコマンド実行させ、行動に応じて時間も経過するというシステムのレベルやステータス概念があるリアルタイムシミュレーションゲーム。
ドライブシュートのような必殺シュートは威力が高く、ディフェンダーやキーパーを次々に吹き飛ばしたりゴールネットを突き破ったりもする。
ちなみにこういったジャンルの草分けでもある。
パスやドリブル、シュートあるいはパスカットやスライディングタックル、ゴールキーパーのパンチングやキャッチが成功するかどうかたステータスの攻撃側と防御側の数値の差によってほぼ決まる。
なので順調に勝ち進むと、どうやっても相手チームに勝てない場合も出てくるんだが、負けたら前の試合の戻ってレベルやステータスはそのまま試合をできるので、最終的には頑張れば誰でもゲームクリアできる様になっている。
ちなみに原作に登場した必殺シュートやドリブル、タックルやキャッチングも多数再現されており、その際の台詞などの再現率も高い。
”前”ではホムコンソフトの中でも人気が高く、キャラクターゲームとしては1位と2位を独占したくらいだ。
この頃は日本ではサッカーがまだまだマイナーなスポーツであることもあって、厳密にスポーツ関係の商標権等が意識されることはなく、海外のさまざまなクラブ名が実名で登場したりもするな。
ちなみに当初は原作の連載中及びテレビアニメ放送最終年の1986年に発売する予定だったが、発売延期を繰り返した結果、原作マンガもほぼ最終回に近づき、テレビアニメ終了後2年以上経過してしまった。
しかし、原作漫画がちょうど連載終了にかかる事もあって週刊少年ホップの袋とじやサンシャインのゲーム雑誌で大々的に宣伝し、テレビアニメはテレビTOKYOが版権を持っていたこともあって再放送を行ってテレビでCMを流したりしたこともあって、ゲームも大ヒットした。
ゲーム内のストーリーも原作をほぼ忠実に再現され、原作を遥かに超える大げさかつ荒唐無稽な必殺技が大いにゲームユーザーに受けたりしている。
この後5まで制作されてシリース化する時に今後のストーリーがオリジナルになるのだがそれらも評判が良かったりもするし、このシリーズについては安心して任せられると思う。
使える技がかなり荒唐無稽でも原作準拠なうえに、それにより爽快に遊べ、時間さえかければ誰でもクリアできるというのはやはり強いと思うんだ。
ゲームでは自分がキャラクターを操るからこそ、無双無敵的な爽快さは大事だと思う。
そのあたりアーケードゲームはシューティングやアクションなどが無闇矢鱈に難易度が上がって嫌になったゲーマーがゲームセンターから離れていたりするので、そっちもなんとかしたいんだが難しいんだよな。
この先は対戦格闘ゲームが大ヒットするが、目先の利益にこだわりすぎて難易度を上げすぎたり操作が複雑化して、初心者ユーザ離れが加速してしまうのも本当はなんとかしたいんだけどな。
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