飲み屋の女主人メトエ
「シエナ! 説明しろ!」
そう言いながら俺が怒鳴り込んだそこは、飲み屋だった。
「ちょうど良かったトーマ、こいつ連れてってくんない? 店が閉められないんだよ」
呆れたような困ったような様子でそう言ってきたのは、飲み屋の女主人メトエだった。
が、次の瞬間、
「え? 誰?」
驚いて声を上げる。いつもの調子で俺が現れたんだと思ったら見ず知らずの女の子だったんだから当然っちゃ当然だ。そんなメトエに、
「俺だよ、トーマだ! なんか知らんがこうなっちまって、それでリエスに説明させようと思ってきたんだ」
告げるとすぐに察して、
「お、おう。そうか。あんたも大変だね」
と言ってくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます