スーダラ節 🎩
上月くるを
スーダラ節 🎩
池波正太郎さんの日記には、よくまあこれほどというくらい映画の試写会や観劇に出かけた記述があり、どれも招待だろうね(笑)と当時の人気ぶりを推測している。
そのなかに「コマ劇場地下のブロードウェイ・ミュージカル日本版が秀逸だった」とあり、キャスティングに、草笛光子さんと並ぶ植木等さんのお名前を見て驚いた。
植木さんといえばクレイジーキャッツの『スーダラ節』。真白なスーツで ♪分かっちゃいるけど やめられねぇ ア ホレ スイスイ スーダララッタ スラスラ スイスイ。
歌い踊ってふざけ散らしていたタレントが、本場仕込みのミュージカルで目利きの池波さんを唸らせるような好演をしていたとは、まさにアッと驚く為五郎。(笑)
🤩
むかしから歌は世につれ世は歌につれってえなことを申しますが、日本全体が何が何だかわからないのよ状態だったころのこと、いまじゃあ夢みてえな話でござんす。
しみじみ慨嘆しているとラジオから聴こえて来たのは、長渕剛『順子』ロス・インディオス『別れても好きな人』もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』。
おお、なんとグッドタイミング、まさに八十年代ポップス特集ではござんせんか!
ノリノリでハミングしながら、当時の多士済々な人間もようを思い出しました。
アコギの弾き語りが巧みだった子どもの担任、若者といわれる世代だったのに古い歌謡曲が好きだった取引先の営業マン氏、いまごろ、みなさんどうされているかな。
スーダラ節 🎩 上月くるを @kurutan
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