DAYS1 -人物 用語紹介-
DAYS1にて登場した人物、用語紹介。
『二十三番』
本編の主人公、ヨミからは『おにーさん』と呼ばれている。
年齢は二十歳から二十三歳程。目つきが悪く、痩身だが背の高い黒髪の男性。
何らかの新薬の実験を受けていたという記憶を最後に長い間眠りに付いていた。
物体等の名前についての記憶はあるが、名前を含め自分に関する記憶の多くを失っている。
◆性格◆
基本的に物事を俯瞰的に見ている節があるが、他人の事となると感情的になりやすい。口には出さないが毒舌家で、頭の中では言ってはいけないようなことを考えている事も多い。
礼には礼で返すのを心情としているが、義理固いというよりは意固地。自分の体験や想像を越えた出来事に上手く対応出来なくなる節がある。生命を奪うという行為に対して抵抗を持っていたが、ヨミの生命が脅かされた事によって覚悟を決めた。
◆固有武器◆
三種類のペンタイプの注射器、正式には三色の注射器の薬液を注入した自分自身が武器となる。
色によって効力が違い。
身体強化の『力の赤』
感覚強化の『感覚の青』
生命維持の『生命の緑』
現段階でそれぞれの副作用は詳しく分かっていないが『力の赤』の使用終了後には大きな反動により昏睡状態に陥った。
『四十三番(ヨミ)』
自室の近くでノック音が聞こえた為に、単身で二十三番を助けに来た小柄な少女。
年齢は十六歳から十八歳程。
髪は肩程までの薄い茶色。それを一本にまとめポニーテールにしている。
二十三番と同じく名前や記憶の多くを失っているが、二十三番よりも目覚めるのがだいぶ早く、もう既に施設内で目覚めてから三年もの時間を生き延びている。
二十三番を助ける為に大型ノッカーと死闘を繰り広げ、結果死の淵をさまよいかけたが、二十三番が生命の緑を使った事で一命を取り止め、その事から小さな友情を感じている。
◆性格◆
そこそこお調子者で少し天然が入っているが、義勇心と人を助けたいという想いは人一倍強い。
周りの意見には安易に流されず、自分が正しいと思った事に従い行動しており、信念はハッキリと口に出す。生来の気楽な性格からか少し気が抜けているところもあるように見えるが、限界状況の中でも柔らかい雰囲気を作る為にあえてその性格を強く出している節がある。
真面目な一面も強く持っており、性格に二律背反が生じている事がある。敬語を使おうと気をつけているが気を抜くと軽口に変わってしまったりと、年相応の振る舞いを見せることがある。
◆固有武器◆
銃、正式名称は回転式拳銃-コルト・シングル・アクション・アーミー-
『ピースメーカー』と呼ばれるその銃は一度に装填出来る銃弾が六発のみで、毎回銃を撃つ際には重い撃鉄を起こさなければいけない。
取り扱いの難しい銃ではあるが彼女自身に合うようなチューンナップが施されているようで、ヨミ自身は『ぴーちゃん』と名付け可愛がっている。
『ノッカー』
施設内で事ある毎に徘徊を始める異形の怪物。
基本的には人型が多く、それぞれが人形に基づく様々な姿をしているが共通して人間の皮膚を剥ぎ取ったようなグロテスクな見た目をしている。
能力を持っている個体も確認されているようだ。施設内にいる人間に明確な敵意を持っており、常に命を奪う事を第一に行動している。
出現するタイミングは様々で、DAYS1では二十三番が眠りから目覚めた事をきっかけに行動を始めた。出現場所や、合計何体いるかについては定かでは無いが、隔離施設自体に存在理由の分からないギミックが多い為、誰かの部屋が開く時に現れるという事と物資が与えられた時に現れるという事以外は謎に包まれている。
名前の由来は、唯一安全であるところのそれぞれの部屋をノックしてくる事から自然とノッカーと呼ばれるようになった。
伝承における妖精のノッカーとは関係が無い。
『大型ノッカー』
通常のノッカーよりも身体能力が大きく向上している変異個体。より肌の色が赤く変色しており、右目が通常のノッカーよりも異常に大きく、常に笑っているような不気味な表情をしている。力がとても強く、人間の骨くらいならば片手で折れるくらいの強さを持っている。その大きさ故に動く速度は通常のノッカーよりもやや遅めではあるが、反応速度や判断速度は上回っている。動く速さについても人間と同等程度の身体能力を持っているようだ。
『ステルス型ノッカー』
カメレオンと同じ要領で、自分の姿を周りの景色に溶け込ませることの出来るノッカー。そのステルスの精度は非常に高く、目視はほぼ出来ない程である。
攻撃能力は低いが、鋭い爪を器用に使い当たりどころによっては一撃で人間を殺す程度の力は持っている。防御能力は更に低く、逆に銃等の一撃であっても当たりどころによっては一撃で倒せる程度の脆さ。何かを掴んだ時と絶命した場合はステルス状態が解除される。
『部屋』
施設内の人間全てに与えられた安全な空間。初めて部屋主が内側からドアノブを触った時に施設側に情報が登録され、以後は内側からも外側からも基本的には部屋主だけがドアを開け閉めすることが出来る。施錠や解錠も同様。
部屋主の思い入れのある家具等が配置されているが、その中に一つだけ見覚えの無い物体が必ず一つ置いてあり、その物体が部屋主の固有武器となる。
『固有武器』
各々の部屋の中にある、見慣れない物体。人によって様々な種類があり、厳密には武器と呼べない物も存在していたようだ。二十三番のように自分自身に使う事によって効果が発揮する物もある為、単純にノッカーとの戦闘用に配られていた物なのかは現在のところ不明である。
ヨミの固有武器の銃はヨミ以外の手でトリガーが引けず、二十三番の注射器は二十三番以外の手で薬液を注入する為の針を出すボタンが押せないなど、ドアノブを触った時に施設内に登録された情報によって使用者を判別している為、基本的にはその固有武器の持ち主以外はそれらを使用することが出来ない。
その為まずは部屋主がドアノブを触る必要が事があり、そのまま開けるのであれば必ず固有武器は持っていないというノッカー側に有利な状況が生まれてしまっている。
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