第6話 ゆうたの彼女
先日、息子ゆうたが家に彼女を連れてきた🫢🫢
受験生なのに何を考えているのか…皆、受験目前に今必死に勉強しているのに、ゆうたは悠長に彼女とデートなんて。。
我が息子ながら本当に信じられない行動をする😮💨😮💨😮💨結局、その日は全く勉強なしで終わった。。
ゆうたの彼女、きららちゃん、本当に今どきの名前、ひらがなで“きらら“
らしい。。どっかの星から来た子なの??
話によるとそのきららちゃんは我が母校の後輩だった。。中高のね。
今でも私の大半の友達はその中高時代からの繋がりがずっと続いている。
多感な思春期を共に過ごすという事はその時々に様々な思いや価値観を共有する事、多分、その時の思いや価値観はその後の人生のベースになるのだろう。。そのベースをきららちゃんとも共有する事になった。時代は違えど、共有出来る情報はたくさんある。。
初めて見たきららちゃんは小柄で真っ白な綺麗なお肌に大きな瞳、髪は長く想像以上に可愛いらしい女の子だった👱♀️
100キロ近いうちの巨漢にきららちゃん、どう見ても美女と野獣、きっと周りのゆうたの友人もビックリ‼️だと思う。。
きららちゃんとは母校の話しで盛り上がった。私の時代に居た先生が未だ現役で教壇に立っている、そんな先生方が数人いらっしゃるからだ。。
そんな先生の昔話やら、制服が変わり可愛くなった事やら、毎日の礼拝の話しやら新しい校舎の話しやら歳は違えど、OGの私はすぐに感覚がキャッキャ高校生に🤭🤭
もともと自分は魂が幼いとも聞いているが、その事も納得出来るな…🤭
その日、きららちゃんは夕食も我が家で一緒に団欒し、ゆっくり帰って行った。ゆうたのことをめちゃくちゃ優しいとの言葉を残して。。
イケメンな大学生の従兄弟は未だ彼女が出来ず、そんな従兄弟たちをそっちのけにうちのゆうたは…??
イケメンとは程遠いゆうただけど、なぜか彼には自信があるみたいだ。
その時母は思う、愛情をたくさんかけたから自己肯定感が高まったのかな…母としての甘いところは多々あったものの、愛情だけは示したからねーと。そこは良かったな、と。
しかし、やらなければいけない事をギリギリの最低限しかやろうとしない、まだまだふざけた態度のゆうただ。こんな事で来週の入試はどうなるのか、大学生になれるのか…😮💨😮💨
そんな私の思いも露知らず、最後まで自分のペースを貫くゆうただ。。
ま、君の人生だから、好きにしな、母もやっとそんな境地になれたよ。
これから母も君からも少し離れたところで見守り、子離れしないとね…
ちこの日記 毘紐天 ちこ @bang-risoo
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