王道ではない現代ダンジョン物

このお話はいわゆる現代ダンジョン物の王道ではありません。
当然、ダンジョン制覇やギルドのトップを目指すわけもなく、主人公の目標は楽しく楽して生きること。
そんな主人公、沖田ハジメは冒険者になって、いきなり莫大な富を生み出す可能性のあるスキルを獲得します。
もう、初っ端から野望の大部分が達成されちゃいます。

ここで、

「やったぜ! 完 」

とならないのがこのお話の面白いところ。
莫大なお金を手に入れるには面倒な手続きが必要なわけで、、。
その過程で金の亡者達がハジメの金の匂いを嗅ぎつけ、群がってきます。

そんな輩達をハジメは持ち前の剣技を使うでもなく、スキルやハッタリ嘘八百を駆使して退けていきます。

初めのうちはそれで凌げていましたが、
次第に国家権力などの影が近付いてきて、、。

果たして、主人公沖田ハジメは、
愛しの後輩と楽で楽しい生活を送れるのか、輩達との闘いの末に闇堕ちしてしまうのか、それとも金の亡者の手に堕ち、金蔓として一生飼われることになるのか、
目が離せない作品です。

作者様の過去作も一筋縄ではいかないお話達なので、興味があれば、ぜひ読んでみてください。

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