第2話 世界の更新

年齢17歳

容姿の良さ、MAX

身長、180cm

身体能力、MAX

頭の良さ、MAX


等々


数々の理想の数値を入力し、どこかなんとも言えない満足感に浸りながら、俺は一番下に表示されている実行ボタンをダブルクリックした


「フゥ〜、何やってんだろ俺」


俺はぐったりと深く椅子に座りこんだ、


実行ボタンを押した、以降、画面は固まって動かなくなってしまったのだ


やることも無いので暫く待っていると

それは突然表示された




〜実行されました。


〜実行により、世界の改変、及び様々のデータが更新されました。お客様の思考を読み取った結果、最前の世界へと改変しましたので、どうぞ今後の人生をお楽しみください〜


それを読み終えると共に、俺は急激な睡魔に襲われ


意識を手放すのであった



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「うっ」


窓から差し込む陽光と共に、俺は目を覚ました


重たい身体をおこ…


重たくない?

そして俺は直ぐ様、からだの異変に気づいた


軽い。その一言に尽きる、普段なら身体を動かす際に無駄に育った脂肪が邪魔をしてなかなか動かないはずなのだ

だがしかし、今の俺の身体は動かないとかそういうレベルでは無い


羽としか言いようがないほど軽い


速くも身体の異変に気づき目線を下に向けると、


「うぇ!?」


言葉にならない変な声を上げてしまった


長年付き添っていた脂肪がないのだ、俺はすぐさま軽やかな身体で洗面所へ駆け込み、鏡を見た


そこに映ったのは、


以前の俺の顔とは比較にならない程のイケメンだった


「嘘…だろ?」


あまりの衝撃に俺は目を瞑っては開けたり、ゴシゴシと目を擦ったり、鏡の前で本当に俺なのかを確認するために、変なポーズを幾度となくした。

さらには目線もかなり高くなったんじゃないかと思う


いくらやっても鏡に写るイケメンは俺と同じ動きをしたのだ、


全く知らない奴が同じ動きをしているような感覚に襲われ、面白くなった俺は普段自分がやらないような、

変なくねくねした動きを繰り返していた。


そしてある程度、楽しみ、今の状況を認識した後に


俺は込み上げるこの感情を噛み締め、俺は涙を流しながら呟いた


「ラノベ展開きたこれ」




オタクならではの呟きは誰に聞かれることなく、自身の脳内で反芻するのであった


そして、物語は動き出す、


一人の変態と、そして変態に追われる哀れな少女の

純愛ラブコメディーではない、ちょっと変わった


Hな物語

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ステータス全てMAXにした変態男のモテる日常生活 〜振り返って欲しいあの子は何故か俺に冷たい〜 ひらさん! @tomotyansan

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