第2話 ごぶりんろぼ
ポチッ!
<翻訳>を取得しました。
おお、綺麗な女性の声。
このロボットに搭載されているアナウンスの声の主はどこの声優だ?!
会話が聞こえて来たぞ。
「おい!お前ら何者だ!ここを通せ!」
「なんだ?ガキじゃねぇか!女もいるぜ!」
「おう、上玉だな!捕まえろ!」
海賊が人を襲っている。
げひゃひゃひゃひゃ!
汚らしい笑い声をあげながら、海賊たちが一斉に襲いかかってくる。
「弱い者いじめすんな!雑魚どもめ!」
ドラゴンを倒した時に押したボタンを押す。
ドカーン!!!
「ぎゃあああ!!」
爆発に巻き込まれて海賊たちは吹き飛んだ。
ふぅ、終わったか。
しかし、酷い奴等だったな。
女の子まで攫おうとするとは。
「ん?」
コックピットの窓から見ると、海賊にさらわれそうになってた女の子が泣いている。
女の子だけじゃない。
他の人々も何か怯えている様だ。
「大丈夫だよ」
レバーを引き、手を差し伸べようとする。
「わあああああ!逃げろー!モンスターだ!」
みんな逃げていく。
どうやら俺のロボットのことをモンスターだと勘違いしているらしい。
「違う!違う!俺は人間だってば!」
慌てて叫ぶが誰も聞いてくれない。
あぁ、まぁ、しょうがないのかな。
どう見てもロボットだしね。
「あれ?」
だけど、さっきまで泣いてた女の子が俺の手、と言ってもロボットの手を触ってる。
「ありがとう」
彼女はにこりと俺、つまりロボットに微笑みかけた。
俺も思わず笑みがこぼれる。
「可愛い……」
素直にそう思った。
俺はロボットから出て彼女と対話したいと思った。
「どうやって出るんだ?これ」
あちこち調べると、後部座席にハッチがあるのを見つけた。
ここを開けると出られるみたいだ。
俺はハッチを開いてた。
梯子が下まで続いている。
その梯子を下りて行く。
梯子を下り切ると、目の前に扉がある。
ガチャリ。
「おお!」
地上に降り立った。
見上げる程大きなロボット。
緑色の身体。
ボコボコの頭。
牙のある口に吊り目。
「ゴブリンロボ……」
思わず呟く。
どうやらロボは20メートルくらいありそうだ。
そして、
目の前に裸の美少女がいた。
金髪碧眼の美しい少女。
しかも、かなり巨乳。
うはっ!ラッキースケベ!
異世界ロボット~強力なバランスブレイカーメカを手に入れて無双する物語~ うんこ @yonechanish
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異世界ロボット~強力なバランスブレイカーメカを手に入れて無双する物語~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます